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三井リアルプラン ３度目の正直　リバブル下す

神の安打で生還した内田を迎えるリアルプランナイン

東急リバブル　序盤の好機逸し完敗

　三井リアルプランが快勝。神が先制打と相手を突き放す適時打を放った。安田が１失点完投。リバブルとの３度目の対決で初めて勝利した。リバブルは桑折が初回につかまりリズムに乗れなかった。３冠王の大会記録を持つ岡住が試合後、体力の衰えを理由に現役引退を表明した。

　リアルプランは初回、先頭の神村が四球で出塁、３番神と４番志保沢の連打で２点を先制。１点を返された３回には、２死３塁から神が適時打を放ち突き放し、４回には敵失を絡めて神村の適時打などで３点を奪いダメ押し。

　安田投手は再三走者を許す苦しい投球ながら、３安打１失点に抑えた。

リアルプラン安田投手

　リバブルは完敗。初回に３番古屋の３塁打と河野の死球で２死１、３塁、２回には１死満塁の好機をそれぞれつぶしたのが痛かった。得点は１死から古屋の安打を足がかりに内野ゴロで１点を返すのにとどまった。立ち上がりに不安がある桑折はこの日も死球から失点した。

○ 吉田監督　うちが素人集団のチームで、リバブルさんは雲の上のような存在だった。これまで２回対戦しているが、全然勝てなかった。３度目の正直。勝ててうれしい

○ 神　レーティングはリバブルさんが上。うちは出産ボケといって下げたんでしょ（確かに。当初はリアルプランが上だと思ったが、主力が欠場がちで、安田が本来の調子にないと思い、レーティングを下げた。しかし��勝って�＠\想でも欠いた通り、桑折から大量点をとる場面も想定していた）

● 大槻監督　完敗。リアルプランさんはしっかり練習していた。こちらが意図していたことを逆にやられ、リズムに乗れなかった。まあ、若手に切り替えたチームづくりは出来つつある

● 岡住　現役引退はここ数年考えていたこと。自分のバッティングが出来なくなった（と現役引退を表明。これを聞いて記者もびっくりしたが、岡住を引退させてはいけない。このことについては日を改めて書く）

● 古屋　（岡住を思いとどまらせるため）これから署名集めですよ

　　 　　
左からリバブル桑折、岡住、古屋

「野球は楽しむことが大事だと思いますが、結果も残さないとだめ」と左端の桑折（右は大槻監督）

リバブルナイン

リバブルのお株を奪ったリアルプランの攻め

　１点を返された３回のリアルプランの攻撃に成長のあとがはっきり現れた。９番内田が安打で出塁、すかさず２盗を決めた。記者は、ここて１点奪うようだとリバブルを破ると思った。１番の神村はセーフティバントを試みた。相手は全然警戒していなかった。結果は失敗したが、神村はきちんと狙って進塁打を放った。内田が３進した。続く安田は強振して内野フライに倒れたが、次打者の神はきっちりとセンター返しの中堅前安打を放ち、内田を迎え入れた。

　盗塁でもリバブルを圧倒した。盗塁はリバブルが一個（一個失敗）に対してリアルプランは４個（一個失敗）決め、相手を揺さぶった。捕手が一番嫌がるのは楽々と盗塁を決められることだ。盗塁をされたくなるから変化球を要求しづらくなるし、リードに余裕もなくなる。かつてはリバブルがやった攻めをリアルプランが行った。５点という得点差はこうして生まれた。

リアルプラン吉田監督