旭化成ホームズ辛勝　バッテリーは〝余裕〟

三井リハウス東京　健闘及ばず作田が初出場　

　旭化成ホームズが辛勝。エース今野が完投勝ち。三井リハウスは元巨人の作田が初出場。飛距離約70メートルの大ファウルを放ったが、一打逆転の好機に投手ゴロに倒れた。

　旭化成は２回、無死１、２塁の好機に７番中山が中堅前安打を放ち先制。３回にも１死２塁から５番佐藤の適時打で追加点を上げた。打線は４本の安打しか放てなかったが、エース今野は打たせて取るピッチングで１失点完投。

　リハウスはあと一歩及ばず。５回、１死から四球と安打で好機を作り、２番引地のタイムリーで１点を上げ、なおも２死２、３塁で３番の元巨人の作田は投手ゴロに倒れた。大内－篠原と繋いで強打の旭化成打線を２失点に抑えただけに惜しまれる。

旭化成ホームズ今野投手

○ 山本捕手　苦しかった？　いや、楽しめた。いい練習ができた。作田対策はしっかり立てた。三振も奪った（一打逆転のピンチでは心臓がバクバクだったはずなのに平然と「楽しんだ」と言ってのけた。作田対策も立てたように、出場することを読んでいたのか）

○ 今野　今日は調子よかった（汗を滴らせながら涼しい顔をしていた）

● 安西監督　ガンガン行く。失うものは何もない（と試合途中）ミラクルを狙っていた。守備をめまぐるしく変えかく乱しようと思ったが … いい試合が出来た（試合後は満足そうな表情を浮かべた）

● 引地　来年につながる試合が出来た（予選では首位打者）

● 作田　４年間やっていない。27歳です（巨人時代のスパイクとグラブを使い外野を守った。打撃成績は３番を打ち３打数無安打１三振。巨人には育成の投手として入団したが、高校、大学を通じ北海道でものすごい記録を残しているスラッガー）

　　　　　　
左から旭化成山本、深海、三好（三好は打席の青木快に「カナモリカナモリ」と声援。記者は「カナモリって当たり屋の金森？　」と聞いたら、「いや、当たり屋だったら達川。カナモリの意味？　それはいえない」)

　　　　
三井リハウス作田（左はスパイク、右はグラブ）

　　　　　　
左からリハウス引地、平賀３塁手、安西監督（平賀の守備は北寒寺クラス。コールデンクラブ賞を上げたい。年齢は48のはず）

（牧田司記者　平成23年9月15日）