第23回RBA野球大会 水曜ブロック 5日目 前代未聞の珍記録 三井リハウス東京 1試合36得点1イニング連続28得点
(3回時間切れ)
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「入口」も「出口」も7番の出口が達成 既報のように、8月3日に行われた水曜ブロック予選トーナメント5日目の三井リハウス東京−総合地所の試合で三井リハウス東京が大会記録となる1試合最多得点記録36点と1イニング連続得点28点という大記録を達成した。 これまでの1試合最多得点は9回大会に清水建設が対王子不動産で記録した32点。1イニングの連続得点記録はデータにないが、11回大会でオークラヤ住宅が対三井リハウス東京戦で1イニングに11得点を上げた記録がある。 2回に大量8点を奪い試合を決めた三井リハウスは3回、降りしきる雨の中、この回先頭の7番出口が死球で出塁すると打線がとまらない。この回だけで4巡目、28打席目に3塁打を放ったのが出口だった。出口は相手野手の悪送球でそのまま生還。出口の次打者8番の眞保榮が3塁ゴロに倒れ記録が途絶えた。出口は「入口」も「出口」も一人で演じた。 この間、放った安打は12本、選んだ四死球は14個、敵失による出塁は2個だった。主砲・西田は4四死球を選んだが一人ノーヒットだった。 |
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三井リハウスの打席数が3回まで49、1番から4番までが6打席で、それ以下9番まで5打席だったのに対し、総合地所は13のみ、1〜4番までが2打席、5番打者以下は1打席しか立てなかった。 三井リハウスは、これまでも強豪相手に7〜8点差をひっくり返したり、格下≠ナも四死球を乱発して記録的な大敗を喫するなど何度も乱戦を演じている不思議なチーム。ちなみにプロ野球の連続得点記録は14得点で、平成21年6月11日にロッテが広島相手に達成した。1イニングの最多得点記録も同日に挙げた15点。高校野球記録でも、1イニングの連続得点は大正12年の立命館中が達成した12連続どまりだ。草野球とはいえ(草野球だからでもあるが)三井リハウスの記録がいかに珍しい記録かが分かる。 |
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(牧田 司 記者2011年8月16日) |