リスト３連勝　決勝Ｔのシード権獲得　佐藤が１失点完投

伊藤忠ハウジング渡辺　失投に泣く

　リストが５回の３本の長打攻勢で伊藤忠ハウジングに快勝し、無敗で決勝Ｔのシード権を得た。佐藤が１安打１失点（自責ゼロ）の好投。伊藤忠は渡辺投手が１球の失投から崩れた。次戦は積和不動産。

　リストは初回、１死１、２塁から４番杉山の中堅前安打で１点先制。１－１の同点で迎えた５回、この回先頭の１番岩島が右翼超え３塁打を放ち、続く海藤が歩きチャンスを広げ、３番の新人中山が左翼超え３塁打して２点勝ち越し。さらに５番菊地の中堅超え２塁打と敵失でこの回決定的な４点を奪った。

　
伊藤忠ハウジング渡辺投手　

　佐藤投手は味方の失策で１失点したが、許した安打は１本のみ。安定したピッチングで４回から６回までパーフェクトに抑えた。

　伊藤忠ハウジングは完敗。新人エース渡辺は８三振を奪ったが、６四死球とやや制球を欠いた。５回には失投から崩れた。打線も援護できなかった。

○ 倉持監督　今日はみんなよかった。初回に１点取りリズムを作った。佐藤は 87 球の省エネのナイスピッチング。杉山も主砲の働きをした（いつもはナインに厳しいが、今日は褒めちぎった）に追いつかれた

○ 佐藤　チェンジアップがよかった（ナインは〝魔球〟と評した）

● 面高監督　若さが出ちゃった。必ずリベンジする

● 渡辺　スライダーがど真ん中に入っちゃった（岩間に打たれた３塁打を悔いた＝記者は見ていなかったが、渡辺の高速スライダーはまず打てない。打者としてはそのスライダーを打とうとするはずだ。配球はどうだったのか）

　　　　
左から杉山、佐藤、鈴木一（鈴木は３回に失策しすぐ交代させられた）

（牧田司記者　平成23年8月4日）