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第23回RBA野球大会 日曜ブロック 

日曜ブロック 予選Tの全253人の個人打撃成績

打率トップは.600の三井不動産 松本

菱重エステート藤井は6打席連続四死球の大会記録

    
三井不動産 松本                     菱重エステート 藤井

 RBA野球日曜ブロック予選トーナメント全打者253人の成績をまとめた。打席数が7以上の選手と6以下にそれぞれ分け、打率順に並べた。

 もっとも打率の高いのは三井不動産の松本で10打席5打数3安打で、打率は0.600。2位は安田不動産の西沢で、14打席 12打数7安打、打率0.583をマークした。3位は菱重エステートの佐々木で、打率は0.571。

 西沢は本塁打1本、3塁打1本、2塁打2本を放ち、佐々木は自らエースとして投げながら高打率を残した。しかし、チームは敗退した。

 打点は菱重エステートの成田、鹿島建設の福本、三井不動産の溝口がそれぞれ6打点でトップ。本塁打は成田、菱重エステート杉谷、福本、リパーク北地、東急不動産の津島が2本ずつでトップ。

 面白い数字としては、菱重エステートの藤井が6打席連続四死球を選び、7打席1打数0安打、打率0.000ながら出塁率は0.857の数字を残した。本人は「背が低いから」と語ったが、チームに貢献した。貢献度では0.857で全253人中トップだ。

 菱重エステートは第7回大会から大会に出場しており、藤井はその当時からの選手。ほとんどセカンドを守っているが、記者は藤井が安打を放ったのはほとんど見たことがなく、強く印象に残っているのは、勝てばドームと言う試合だったか、2アウトから何でもないセカンドゴロを1塁へ悪送球し、試合をひっくり返されたときのことだ。1塁までの距離にして10メートルぐらいだった。小さい体が消えてなくなるのではと思ったほど、しょげ返っていた。藤井の顔を見ると、いつもあのときの光景が蘇る。藤井もきっとあの悪夢が頭の隅にあるに違いない。

 それを知っているのか茂木監督は、大事な場面では他の選手を起用する。しかし、継続は力なり。野球は9人揃わないと試合にならない。藤井が欠席したことはほとんどない。チームになくてはならない選手の1人だ。地味な記録かもしれないが、RBAの歴史に残る大記録だ。

 記者は、出塁率の高い選手こそが優秀な選手だと思っているが、旭化成ホームズの北寒寺は喜んで四死球を選ぶ選手だ。

 


(牧田 司記者 7月15日)

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