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第23回 RBA野球大会

頑張れ東北! 今年は三井不動産販売リパークが怖い

「東・北(地)」コンビがトレード!

  
東投手(左)と北地投手
 

 

 「頑張れ!東北(地)!」−東日本大震災の甚大な被害を受けた東北地方を支援するためでもないだろうか、三井不動産販売が衝撃のトレードを行った。三井不動産販売リアルプランセンターのエース北地が今期から三井不動産販売リパークに復帰し、三井不動産販売のエース東もリパークに移籍≠キることが分かった。

 取材に出かける記者と、出勤途中の北地投手が新宿三井ビル近くの路上でばったり出くわしたとき、北地投手から明らかにした。「東も僕もリパークから出場する」

 北地投手は第20会大会、リパークのエースとしてチームを初のドーム進出に導いた功労者。一方の東投手は、三井不動産販売のエースとして活躍。非力な打線にもかかわらず20会大会にはチームを4強入りさせている。

 双方とも「中年」の域に差し掛かったが、まだまだ若手に負けない。北地投手は富士山登山の翌日でも投げられるスタミナがあり、中軸を打てる打力ある。「速球派」の東投手も、「交わす投球術」を身につけないと勝てないことが分かってきた。

 リパークはドーム進出を果たした翌年、北地を始め主力のメンバーがリアルプランに移籍したためチームが崩壊。昨年、森下監督が若返りを図り復帰した。「東」と「北(地)」を合わせれば「東北」だ。これほど震災直後の大会に相応しいコンビはない。しかも、投げ方は「右」と「左」。20会大会と同じような旋風を巻き起こすか。

 逆に、東がいない三井不販は予選突破も難しくなりそうだ。リアルプランも、エース不在をどう補うか。あと一歩のところで4強、2強を逃しているだけにチーム再編が大きな課題になりそうだ。

(牧田 司 記者 2011年4月21日)