菱重エステートエース佐々木が 10 奪三振の力投

菱重エステートエース佐々木が10奪三振の力投

東京建物　またも失策で勝利逃す

　終盤に得点を重ねた菱重が７－２で快勝。成田がとどめの３ランを放った。佐々木が5四死球を与えながら10三振を奪う力投。東建は、初戦で自らの失策でサヨナラ負けした陣内投手がまたも自らの失策から６回に５失点したのが痛かった。２連敗で予選敗退が決まった。

　０－０で迎えた５回、菱重は３番杉谷が本塁打、さらに佐々木、成田の長短打で１点追加。１点差に追いつかれた６回には２死から投手ゴロエラーで1、3塁とした後、杉谷、佐々木の連打で２点、最後は５番成田がとどめの3ランで東建の息の根を止めた。佐々木は制球に苦しみながら10三振を奪う力投。

　東建は５回、陣内の適時打で１点を挙げ、なおも２四球で無死満塁と攻め立てたが９番から２番まで３者三振に倒れたのが痛かった。５回の陣内の失策が致命傷となった。

菱重エステート佐々木投手

○ 佐々木　先週は地元の野球大会。どうもここに来るとコントロールがおかしくなる。普段はちゃんとしたグラウンドでやっているから、こんなことはない（この日も５四死球）

○ 脇　今日は午前中、山野と一緒にタッチラグビーを４試合こなしてきた

○ 山野　ダメ。変化球はどうしてタイミングを取っていいのか分からない（２三振して。こんなことを書くと変化球攻めにあいそうだが）

○ 藤井　えっ4打席連続四球？　覚えていない（自分の打席も忘れるぐらい歳をとったということか。2塁の守備では併殺を完成させるなど無難にこなした）

● 中町監督　来年は〝頑張れベアーズ〟状態を脱する作戦を考える

● 陣内　（エラーは）捕球はちゃんとできたが、足が滑っちゃった

● ナイン　相手の投手がよかった。天気が悪かった（敗戦を天気のせいにするノー天気を改善しないと頑張れベアーズは脱出できない）

　　　　
左から菱重杉谷、成田、藤井

　　　
左から東京建物陣内、中町監督、魚住、松永（悔しい思いをしているのは左の２人だけ。魚住と松永は楽しそう）

菱重エステート茂木監督（左）と東建中町監督

（牧田司記者　平成23年6月20日）