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第23回RBA野球大会 水曜ブロック

開幕まで1週間 8チームが神宮でオープン戦


伊藤忠ハウジング面高監督(左)とリバブル大槻監督

 開幕を1週間後に控えたRBA野球大会は6月1日(水)、水曜ブロック8チームが神宮外苑軟式野球場に集まり、オープン戦(練習試合)4試合を行った。

 東急リバブル−伊藤忠ハウジングは、15−3でリバブルが勝利した。リバブルは2年目の左腕・谷村、伊藤忠は新人の渡辺が先発。谷村は初回に3失点したが、その後は0点に抑えた。渡辺はリバブル打線を4回までノーヒットに抑えた。打線で光ったのがリバブルの財津と尾形。財津は1本塁打含む4打数3安打5打点。尾形も本塁打を含む2安打。

 伊藤忠はレギュラーが揃わず、守りが破綻。主力が揃わないと惨敗のリスクも大きいチームだ。レーティングが難しい。

     
左からリバブル谷村、財津、尾形、伊藤忠の新人森田(東海大相模)、大出(野球は中学まで)

 リスト−三井不動産販売リアルプランは4−3でリストが逆転勝ち。先発は、リストが横浜高校時代、松坂にエースの座を奪われた杉山、リアルプランが新エースの安田。ともに4回をそれぞれ無難に抑えた。リストは打線が好調。岩島が1本塁打を含む4打数3安打2打点。3年目を迎え、一段の飛躍が期待できる。激太りの清水も2安打。明治学院卒の新人の杉田捕手、「すごい打球を飛ばす」(杉山)うわさの東京国際大卒の山中、落合投手がデビュー。落合は半年間休んでいたようで、エース清水、佐藤、杉山と投手陣が豊富なだけにすぐ登板は難しそう。

   
左からリスト岩島、新人の山中、落合、杉田

 リストの倉持監督は、「今年は新人もたくさん入った。勝つのみ。結果を出そう。コンセプトは勝つ=Bとにかく勝とう」とナインに檄を飛ばしていた。プロ野球新人については「澤村(巨人)と牧田(西武=記者と同姓)が下馬評通り」と話した。


倉持監督

 リアルプランは、北地の抜けた穴は安田が埋めそう。万全と見た。新戦力では、創価高校時代、甲子園を経験している明大卒の藤森(36)がいる。「最近は野球をやっていない」そうだが、左のサブマリンだけに登板機会はありそう。チームはベビーラッシュ≠迎え、吉田監督のほか原、志保沢、寺田が産まれたばかりで、神と水野、福井が子づくり中とか。家族サービスで選手が集まるかどうかの難問も抱え込んでいる。(誰かが『吉田さんに子どもが生れた』と喋ったので、記者は『雌雄同体』かと一瞬思った)

  
三井リアルプランのナインと藤森

 オープンハウス−住友不動産販売は、8−6で住友不販が勝利。住友は新人の北が1番遊撃手としてデビュー。本塁打を放った。北は最後に登板もしたが、ストレートには威力があるが、変化球がなく、制球力も課題。古賀監督は「新人で西もおり、140キロは出る」と語ったが、果たして「北」「西」が揃って活躍する場面があるか。 エース伊藤は温存。「本業で頑張っている」(古賀監督)深作がまずまずのピッチング。(深作に4月の売上を聞いて記者はあ然とした。書くと大目玉を食らいそうなので書かないが、震災後でもすごい数字を挙げている)

 オープンハウスは、北原が最後に投げ、力のあることを見せた。打線も練習の成果が出てきている。

     
住友不販 深作(左)と北

 オークラヤ住宅−三井リハウス東京は1−0でオークラヤ住宅が勝利。オークラヤ小森、リハウス眞保榮が好投。リハウスナインにうわさの元巨人の育成選手・作田について聞いたが、緘口令が敷かれているのか「出るのかどうか分からない」「1回しか見ていない」などと話していた。安西監督は仕事で欠場。作田が出場するとなるとレーティングを引き上げなければならないが、欠場だと今年も並≠フ評価か。安西監督に一杯食わされたかもしれない。


三井リハウス 眞保榮

(牧田 司 記者 2011年6月1日)