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第23回RBA野球大会 日曜ブロック

記者の独断と偏見 チーム格付け(レーティング)

 昨年の22回大会の記者のレーティング上位チームが下位を下したのは48試合中30試合(1試合は同じ数値)。的中率は64%だ。21回大会は84%だったので、大幅にダウンした。記者のレーティング付与能力を疑われても仕方のない的中率だったが、言い訳をすれば、記録的な酷暑が予想を狂わしたと見る。

 暑さは強いチームにも弱いチームにも平等に及ぼすはずだから説得力を欠くと考えられるかもしれないが、そうではない。弱いチームは暑かろうが寒かろうが、もともと能力がないのだからそれほど影響を受けないと記者は考える。一方、能力の高い選手は、通常の力が発揮できないことでパニック状態に陥りミスを連発するというのが記者の考えだ。選手を草木に例えて申し訳ないが、背の高い草木ほど強風の影響を受けやすいのと同じだ。

 もう一つは、もちろんタイセイ・ハウジー、トーシン、ポラス、旭化成リフォームなどを過大評価したのと、三菱地所、三井不動産を過小評価したためだ。

 さて、今年はさらに精度を上げるべく、各チームの戦力を試合ごとに分析し、頻繁にレーティングを変更することとした。今回発表するレーティングは、昨年の成績と抽選会場で各チームの代表から取材した話を参考にして決めた。

 昨年の優勝チーム東電不動産が参加辞退したほか、震災の影響か昨年の27チームから18チームに減り、優勝戦線は大混乱。格付け(レーティング)も各チームの数値が接近し波乱含み。

 トップはケンコーポにしたが、ここ2年、優勝を逸し負け癖≠ェ心配。エース小笠原は万全と見たが、打線の弱体化が気がかりだ。笠は3人の子育てに忙しいはずでバテ気味か。期待の大矢、石塚の調子も上がってこない。主将大原は新婚ボケが心配。その分、小笠原に負担がかかる。レーティングは86にしたが、さらに引き下げも必要かも。

 清水、安田不動産、三井不動産、三井不販リパークが続く。清水は闘いながら戦力を整えていくタイプ。エース小寺を温存すれば足元をすくわれるケースもありそう。小寺以外の投手は並∴ネ下だ。

 安田は前進可能。西沢、岩間はこれから充実期に入る。打線がやや弱いが、西沢は打力もある。

 三井不動産が不気味だ。3年目相澤の肩次第だが、8分の出来でも相手を牛耳るはずだ。木下も間隔を置けば投げられる。山上が打の中心に座れば優勝も狙える。

 リパークも優勝戦線に名乗りを上げそうだ。東と北地が揃ったのは大きい。「東北」コンピは、三井不販の監督だった人事部長の正木氏の演出でもなかろうが、震災の年にぴったりだ。リパークには三井の黄金期の坂田捕手も三井不動産販売東北の社長から本社に戻ってきた。バックアップ体制は整った。

 優勝チームはこの中から出るのは間違いない。昨年は千葉英、千葉政を過大評価して恥をかかされたので、レーティングを昨年の87から79へ大幅に下げた。両千葉が投げ、2年目の田母神(たもがみ=田母神前航空幕僚長とは無関係)がチームを引っ張るようになれば優勝戦線に食い込むが…。

 波乱を起こすとすれば若手の成長が著しい三菱地所だろうが、優勝戦線に食い込むまでは無理と見た。

 気の毒なのは東急不動産、ミサワホーム、東京建物ら。格下のチームが大量欠場したため、勝利の機会が減ってしまった。

 チーム状態を分かりやすくするためお天気マークをつけた。曇りはともかく雨マークなどどこにもつけたくないが、記者なりの「頑張れ」というエールと受け取ってほしい。記者はどちらかといえば判官びいきだ。

【格付け(レーティング)について】  投手力、攻撃力、守備力は5段階評価。総合力は100点満点で評価した。評価点は昨年の成績を基本としながら、各チームへの取材、練習試合などを参考にした。評価点は予告なく変更することもあります。異論・反論は受け付けますが、最終的な判断は記者が行います。異論・反論のある方はRBA事務局へ。

 

(牧田 司 記者 2011年6月4日)