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 ポラス リアルサイズのモデルハウス 2棟オープン


「ARZILL (アルジール)」(左)と「和美庵(わびあん)」

 

 ポラスグループの注文住宅を手掛けるポラテックは2月24日、同社の主力商品である、洋風の「ARZILL (アルジール)」と和風の「和美庵(わびあん)」のモデルハウスを「さいたまハウジングパーク」にオープンした。

 「ARZILL (アルジール)」は、植木鉢(Garden pot)に見立てた個性的な外観デザインで、バイクやアンティーク家具など、多趣味な夫婦が満足できる住空間を提案している。「和美庵(わびあん)」は、木を大胆に編み込んだオリジナルの「風来格子」をアクセントに、木の温かみと、優しい光と風を感じる癒しの空間を演出している。双方とも敷地規模が30坪台の「リアルサイズ」であるのが特徴。

 「ARZILL (アルジール)」は延床面積が36.19坪、坪単価50.8万円から。年間販売目標は15棟。「和美庵(わびあん)」は延床面積が27.22坪、坪単価60.5万円から。年間販売目標は15棟。

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 狭小敷地でも工夫次第で豊かな住空間が演出できるということがよく分かった。もう少し「贅肉」をそぎ落とせば建売住宅としても十分売れると思った。双方とも土間空間がいい。 

 「ARZILL (アルジール)」は建物全体の高さが10m内に納まっており、第一種低層でも十分に建てられるのが特徴だ。半地下の「土間」から1階の玄関・ホール、2階のリビングや和室、3階の洋室、さらにはロフトまで4層になっている。屋上のバルコニーを含めると5層もある。浴室は猫足つき浴槽とトイレ、洗面が一体となっているものだ。

 「和美庵(わびあん)」は2階ダイニング・リビング、浴室タイプだが、キッチン脇のスキップフロアにしたダイニングは畳敷きになっている。浴室は露天風呂。

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 同社の「リアルサイズ」のモデルハウスは大賛成だが、プランも「リアルプラン」にすれば、年間販売棟数は目標の数倍に達すると思うがどうだろう。土地なしには、同社は年間2,000戸ぐらいの建売住宅を供給しているのだから、モデルハウスのプランをそのまま建ててもいいと思う。かつて、ある建売メーカーが極めて個性的なプランの住宅を供給して、お客さんが殺到したのを見学したことがある。

   
「ARZILL (アルジール)」のリビング(左)と「和美庵(わびあん)」のリビング

(牧田 司 記者 2011年2月25日)