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アッパーミドルに人気か　「湾岸」とは異なる「湾岸」

東京建物・ NTT都市開発「Brillia WELLITH月島」

「Brillia WELLITH 月島」完成予想図

　東京建物と NTT都市開発の JV マンション「 Brillia WELLITH 月島」を見学した。北西のビューがよく、総合設計制度を利用したレベルの高いマンションだ。

　物件は、東京メトロ有楽町線月島駅から徒歩4分、または都営大江戸線月島駅から徒歩4分、中央区月島１丁目に位置する14階建て全180戸の規模。建ぺい率は80％(防火地域内の耐火建築物により100％) 、容積率は400％(総合設計制度により583.06％) 。専有面積は64.19�u〜123.46�u、価格は未定だが、坪単価は300万円強になる模様。竣工予定は平成24年11月下旬。設計・監理は東急設計コンサルタント。施工は五洋建設。販売代理は東京建物不動産販売。

　現地は、敷地の北西側がスーパー堤防と遊歩道の隅田川テラスに面しており、その先が隅田川、対岸は聖路加タワーという立地。敷地南西側は月島三丁目公園が隣接。さらに総合設計制度により敷地周辺は公開空地や「彩りの庭」が配置されており、ゆったりした配棟計画であるのが大きな特徴だ。

　建物は内廊下方式で、順梁と逆梁を組み合わせているのが特徴。二重床・二重天井、Low−e複層ガラスも採用。平均の居住面積が80�u以上という、都心のマンションには珍しいファミリーをターゲットにしたマンションで、直木賞作家、石田衣良氏をシアターや物件ホームページに起用している。

　設備仕様レベルも高い。特に億ションになりそうな100�u以上の８戸は「スーパープレミアム」仕様になっており、自然石や天然木がふんだんに採用されており、いかにも億ションといった風情がある。

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　来場者は現在までに700〜800件に上っており、販売担当者によると周辺の湾岸マンションや豊洲との物件との競合がなく、「都心志向」の反響・来場者が多いのが特徴だ、隅田川と聖路加タワーに面した北西側の住戸のほうが価格は高くなる模様だ。

　ここ数年、湾岸マンションが大量に供給されているが、そのほとんどは江東区内や工場・倉庫街の勝どきだ。「中央区」では「日本橋・人形町」のファミリーマンションが人気になっているが、ここはまた違ったアッパーミドル層に人気になりそうな物件だ。