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ポラス リアルサイズのモデルハウス2棟オープン

  
「Leche〜mykonos〜」(左)と「三世代円満の家」


 ポラスは2月10日、埼玉県・越谷市のTBSハウジング新越谷展示場に2つの新しいリアルサイズのモデルハウスをオープンした。

 一つは、2×6工法を採用した「Leche〜mykonos〜」(「Leche」はスペイン語でミルクの意味。「mykonos」はエーゲ海に浮かぶミコノス島)。その名の通り、外観・内装ともミルクのような白が基調で、柱・壁などの角をアール状にし、アーチをふんだんに用いているのが特徴。壁はクロスを一切使用せず、漆喰の塗り壁や自然素材のペンキ塗り仕上げにしている。

 大きな特徴は、パティオ−ダイニング−キッチンを一体として提案した住空間。床は天然石貼りで、扉は無垢材、キッチンカウンターはカラフルなガラズを混ぜた人工大理石。エントランスホールを入って2階に上る階段は幅約1.3メートル。デザイナーは浅井直林氏。

 敷地面積は約41坪、建物面積は約42坪。坪単価は55万円〜、本体価格は3,400万円〜。年間24棟販売が目標。

 もう一つは、人気の「蔵 粋(くらいき)」シリーズで、「三世代円満の家」。 2010年のグッドデザイン賞を受賞したオリジナルの珪藻土左官壁「侘び土・寂び土」をふんだんに用い、新しく開発したフランスでも販売するというグレーの塗り壁もアクセントに用いている。廃材を巧みに取り込み、デザイン性を高めているのも特徴。圧巻は天井高約8.5メートルの吹抜け空間。柱などは巾木も含めアール状にしている。デザイン監修はポラス暮し科学研究所・伊藤博明氏。

 敷地面積は約41坪、建物面積は約42坪。坪単価は37.8万円〜、本体価格は1,808万円〜。年間20棟が販売目標。

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 ここ数年、同社のモデルルームはほとんど見学しているが、ついも楽しませてもらっている。今回の「Leche〜mykonos 〜」は、いかにも若い女性に好まれそうなものだし、「三世代円満の家」は、若い世代が親や祖父母などから建築費を引き出させる工夫が施されている。「侘び土・寂び土」は、なかなか出せる色でない。

 外壁には、ポラス暮し科学研究所が開発した大谷石調外壁材「レリーフ大谷石」が採用されている。

       
「Leche〜mykonos〜」(左からパティオ、リビング、ダイニング・キッチン)

      
「三世代円満の家」(左から和室、リビング)

(牧田 司 記者 2011年2月10日)