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住友不動産 賃貸は減益ながら販売など好調

平成23年3月期 第3四半期決算

 

 住友不動産は2月8日、平成23年3月期第3四半期決算を発表。賃貸は減収減益となったが、販売、完成工事、流通とも好調で予想通りの進捗。売上高は5,714億円(前年同期比10.6%増)、営業利益は1,045億円(同3.3%減)、経常利益は807億円(同3.3%減)、純利益は443億円(同6.0%減)となった。通期業績予想は、期初に掲げた経常利益目標1,010億円の達成可能性は一段と高まったとしている。

 賃貸は前年同期比81億円の減収、157億円の減益となったが、既存ビルの空室率は2年半ぶりに改善に転じ8.7%(10年9月末は9.0%)となった。

 マンションの契約戸数は4,089戸(同499戸増)、契約高は1,524億円(同233億円増)となったが、売上戸数は減少したため、不動産開発事業は売上高937億円(同26.6%減)、営業利益は19億円(同97.2%増)。完成在庫は1,051戸(前期末比147戸減)。

 不動産流通事業は売上高148億円(同8.4%増)、営業利益は9億円(同29.9%増)。

(牧田 司 記者 2011年2月9日)