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ポラスグループの隅悠多氏(22) 技能五輪全国大会で金賞受賞


隅悠多氏(ポラスグループ広報マン丸岡氏が写す)

 ポラスは12月19日、23歳以下の青年技能者たちが技能を競う「第49回 技能五輪全国大会」(主催:中央職業能力開発協会)の建築大工部門でポラスグループ・ポラスハウジング協同組合(中内晃次郎代表理事)の隅悠多氏(22)が金賞を、五戸虎太郎氏(19歳)が銅賞を、山田一貴氏(19歳)が敢闘賞をそれぞれ受賞したと発表した。金賞の受賞は同社初。金賞受賞者は厚生労働大臣賞も同時受賞。

 技能五輪全国大会は、国内の青年技能者の技能レベルを競うことにより、青年技能者に努力目標を与え、国民の技能尊重気運の醸成を図ることを目的として開催されているもの。今回は12月16日〜19日の4日間、静岡県静岡市などで開催され、全国から機械組立、旋盤など全40職種に合計1,000名以上が参加した。

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 「もう、号泣ですよ。声も出ないし、写真の手は震えるし…」−隅氏が金賞を受賞した瞬間、会場にいたポラスグループの広報マン・丸岡淳氏は嬉しさのあまり号泣した。

 丸岡氏によると、隅氏は青森県出身で、お父さんもお兄さんも大工。お兄さんもかつて技能五輪に出場した経験がある。弟の隅氏は小学生のときから「技能五輪で金メダルを取る」のが夢だったようで、3年前に初出場したときに敢闘賞を受賞。昨年が銀賞だった。

 「彼は昨年、銀賞を受賞したとき全然嬉しそうではなかった。やはり高い目標を掲げているからだろうと思った。表彰は敢闘賞、銅賞、銀賞、金賞の順で発表されるが、山田が敢闘賞、五戸が銅賞を受賞したときは嬉しかったが、銀賞の名に『隅は出るな出るな』と祈った。銀賞に彼の名が出なければ、金賞は絶対彼だと思った」と受賞に立ち会った喜びを、丸岡氏は帰途の新幹線の車中から携帯で記者に語った。

 大会には、「ポラスグループから金賞受賞者を出すのが夢」という中内晃次郎代表をはじめグループ関係者が多数応援に駆けつけていた。 

(牧田 司記者 2011年12月19日)