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三菱地所「パークハビオ新宿イーストサイドタワー」
賃料では計れない価値あり
「パークハビオ新宿イーストサイドタワー」
〝まるで、天空を泳ぐような〟インフィニティ（無限）・プール
三菱地所は12月16日、同社などが開発を進めている約 3.7ヘクタールのオフィス・賃貸マンションの複合開発「新宿イーストサイド」内に位置する32階建て総戸数761戸の大規模タワー賃貸マンション「パークハビオ新宿イーストサイドタワー」の記者発表内覧会を行い、募集を年明けから開始すると発表した。
「パークハビオ新宿イーストサイドタワー」は、東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営新宿線新宿3丁目駅から徒歩4分、新宿区新宿6丁目に位置し、専用面積は37.04～124.08㎡、月額賃料は167,000円～889,000円（管理費込み）、最多月額賃料は20万円、1坪当たり平均賃料単価は16,000円～17,000円。設計監修は三菱地所設計、内装デザインはメック・デザイン・インターナショナル。設計施工は三井住友建設。プロパティマネジメントは三菱地所リアルエステートサービス。募集開始は2012年1月6日。
現地は、日本テレビゴルフガーデン跡地で、2007年、ＵＲ都市機構の競争入札で同社が落札した。当初からオフィスと賃貸マンションにすることが入札条件となっていた。商業集積地の新宿三丁目や歓楽街の歌舞伎町にも近接している。隣接するオフィス棟「新宿イーストサイドスクエア」も来春完成する。
賃貸マンションの常識を超える充実した共用施設が最大の売りだ。32階には賃貸マンションとしてはわが国初となるインフィニティ・プールのほか、クラブラウンジ＆屋外テラス、ジム＆ゴルフレンジ、スパ、シミュレーションゴルフ＆カラオケなどを設置する。
また、コンシェルジュサービスとして様々なサービスを提供するほか、バレーサービス、サービス洗車なども行なう。
冒頭に挨拶した同社飯塚延幸副社長は、「北側のオフィス棟とともに都内最大級の街ができあがる。当社の賃貸事業は2004年からで比較的歴史は浅いが、これまで当物件を含め2,000戸を超え、近い将来3,000戸に増える。今回は、規模、グレードともフラッグシップとして自負している｣と語った。
インフィニティ・プール 屋外テラス
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大規模分譲マンションの坪単価もそうだが、月額16,000円～17,000円という坪当たり賃料単価では計れない価値があるマンションだ。立地条件や、賃料からして日本人だけでなく外国人の居住も予想されるが、入居者を魅了するのは間違いない。インフィニティ・プールを見学したが、パンフレットにもあるように〝まるで、天空を泳ぐような〟錯覚にとらわれるのではないか。スパやクラブラウンジ、屋外テラスからは都心の眺望が望める。
外構・内装も賃貸マンションと思えない充実ぶりだ。ランドスケープデザインは、数多くの人気マンションを手がけている佐藤宏光氏が担当。いたるところにアート・オブジェを配し、キャナルコートには切り出したままの恵那石を配置している。植栽計画も贅沢だ。
共用部分のデザインも、各所にアート・オブジェを配置し、オレンジオニキスやデザインタイル、スチール、布、ガラス素材などをふんだんに用いている。1泊35,000円のゲストルーム（約 70 ㎡）には30×60の巨大なユニットバスも採用。1階にはJTがアレンジした豪華な喫煙室もある。
専有部分の設備仕様は、際立って豪華というほどではないが、女性の入居を意識した白が基調のデザインや、サービスアパートメント機能を備えた家具付きの部屋も92室用意する。
コンシェルジュカウンター コーチエントランス
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記者発表会に同席した同社賃貸住宅事業部長・坂口泰之氏から声をかけられた。どこかでお会いした顔だと思ったが、最初は全然分からなかった。坂口氏から「野球部からは足を洗いまして … 」と話されて、同社がＲＢＡ野球大会で優勝した10年ぐらい前の坂口監督が一気によみがえった。
今は予選を突破するのがやっとのチーム状態だが、坂口氏が2,000戸を超える賃貸住宅事業部の〝監督〟を務められているのがうれしい。
稼働率は95％というからこれまたすごい。今回のプロジェクトについては、「専有部の設備仕様を充実させるより、共用部分を充実させるほうがニーズがある」と言い切った。15カ月ぐらいで100％稼働を目指すというが、もっと早まるのではないか。
それにしても、ゴルフを覚えたてのころ、よく通ったゴルフ練習場が見事な街に生まれ変わるとは … 。オフィス棟の外観もなかなかユニークだし、この界隈が街のイメージを一変させる。
クラブラウンジ
住友不動産 全842戸の「ラ・トゥール新宿」が竣工(2010/3/4)
（牧田 司記者 2011年12月16日）