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「グランシンフォニア」が埼玉県子育て応援マンションの第一号

 有楽土地、平和不動産、NTT都市開発、ヒューリック、神鋼不動産の5社JV マンション「グランシンフォニア」が、埼玉県子育て応援マンションの第一号物件として設計認定された。

 埼玉県子育て応援マンション認定制度は、マンションの住戸内、共用部などの仕様や子育て支援サービスの提供など、ハード・ソフトの両面で子育てに配慮したマンションを埼玉県が認定する制度。他の自治体でも同様の取り組みがあるが、都道府県単位での認定制度は埼玉県が初の試み。

 「グランシンフォニア」が認定を受けた主なポイントは、子育てに配慮した「ソフト事業」「ハード面の整備」および周辺環境などの「立地」の3点。

 物件は、JR埼京線戸田公園駅から徒歩8分、戸田市下前一丁目に位置する15階建て全923戸(T敷地:675戸、U敷地:248戸)。専有面積は67.54〜92.30u。竣工予定はT敷地が平成23年8月19日に竣工済、U敷地は平成24年8月下旬。設計・監理は長谷工コーポレーション。施工は長谷工・大成建設共同企業体。

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 埼玉県子育て応援マンション認定制度は、県が定める認定基準に適合したマンションを認定する制度で、基本性能・設備仕様などハード面ではそれほどハードルは高くないが、子育てに関する基準はやはり一定の基準を満たさないと認定されない。

 その基準、「埼玉県子育て支援マンション認定基準」によると、例えば、保育施設を設置しているものが「2点」とか、キッズルームまたは集会所の中に、絵本や児童書などの本を100冊以上置いているものが「2点」、共用部分に子ども仕様のトイレを設置したものが「1点」、敷地内の安全な場所に通学する児童の班が集合できるスペースを確保しているものが「1点」などとなっている。また、立地条件として、マンションの半径1,200m(15分)以内に子育て支援施設があるものは「3点」が与えられる。商店街に近い(400m未満)ものも「3点」となる。

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 認定を受けたマンションがどのような具体的な恩恵≠受けるのかが問題だが、認定を受けると埼玉りそな銀行、武蔵野銀行などの金融機関から住宅ローンを借り入れる場合、店頭金利から1.3〜1.4%の金利優遇が受けられる。また、県の認定のお墨付き≠受けること自体が名誉なことでもあるようだ。

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(牧田 司記者 2011年12月16日)