RBA HOME> RBAタイムズHOME >2011年 >

三菱地所 マンション在庫半減し増益

平成23年3月期 第3四半期決算

 三菱地所は2月4日、平成23年3月期第3四半期決算を発表。ビル事業が堅調で、住宅事業も利益率が高まったため増収増益となった。売上高は6,458億円(前年同期比0.8%増)、営業利益は1,125億円(同30.2%増)、経常利益は935億円(同51.2%増)、四半期純利益は444億円(同27.3%増)。

 「ビル事業」は、「丸の内パークビル」が収益に寄与したことなどから前期に比べ176億円の増収、152億円の増益。12月末のビル空室率は4.78%。

 「住宅事業」は、販売戸数が減少したため309億円の減収となったが、営業利益は37億円増益。マンションの通期売上計上予定額のうち約93%は契約済み。

 「注文住宅」や「不動産サービス業」などの改善も進んでいる。

◇     ◆     ◇

 マンション事業が確実に回復している。今期末のマンション売上予想は2,600億円で、計上予定戸数は6,100戸。前期末よりやや減少するが、粗利益率は15.0%(前期末は10.8%)と改善する予定で、完成在庫も12月末で898戸(前期末は1,910戸)と大幅に減少している。

(牧田 司 記者 2011年2月5日)