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「ピア・キッチン」など秀逸プラン ポラス「ライフピア越谷ストーリア」


「ライフピア越谷ストーリア」モデルルーム

 ポラスグループの中央住宅の優れた商品企画マンションを紹介しよう。「ライフピア越谷ストーリア」だ。ワイドスパンの間取りや同社が実用新案申請中の「ピア・キッチン」などきめ細かな仕掛けに人気が集まっている。

 物件は、東武伊勢崎線越谷駅から徒歩 5 分、越谷市赤山町二丁目に位置する7階建て全35戸の規模。専有面積は66.65〜91.25u、現在分譲中(22戸)の価格は2580万〜4780万円、坪単価は155万円。竣工予定は平成24年6月下旬。設計・監理はジェイ・ディー・エス一級建築士事務所。施工は川村工営。販売代理は東京中央建物。

 プレセールス期間を含め1カ月間で約70組の来場者を集め、12戸に申し込みが入った。

 小規模マンションだが、商品企画に実にきめ細かな配慮がなされているマンションだ。まず、紹介したいのが「ピア・キッチン」だ。オープンキッチンに様々な用途にも使えるカウンター・テーブルを標準装備したもので、その幅は約4.1mもある。同社が昨年分譲した「ライフピア北戸田芦原」(29戸)で最初に1スパン9戸に採用しており、今年に分譲した「ライフピア東川口」(24戸)でも8戸に採用。「東川口」では「ピア・キッチン付きタイプが分譲開始の第一週で完売となっている。今回も5戸に採用している。

 容積不算入の出窓付きを全住戸に採用しているのも大きな特徴だ。出窓は奥行きが500ミリ以上となると容積に算入されるが、同社は約450ミリとしているため容積には算入されないのが特徴。

 このほか、様々な工夫が凝らされている。中住戸の71uのプランは8,200ミリの南面3室のワイドスパンとし、Wライトコートも採用して浴室に窓を設けている。食器棚は全て標準装備。引き戸は戸当たり部分も戸袋部分もソフトクローズ機能付だ。柱の角は巾木も含め角を丸め、バルコニーのウッドデッキも標準装備とし、ノンレールサッシと併用することでまたぎ部分をフラットにしている。このほか、ロフト付き、離れ付き、コンサバトリー付きもある。

  
「ピア・キッチン」

◇    ◆    ◇

 同社は戸建て分譲や注文住宅がメインで、マンションは年間に2〜3棟ぐらいしか供給しないので目立たないが、このマンションは秀逸だ。ワイドスパンに「ピア・キッチン」もいいが、全戸出窓付き、食器棚とウッドデッキは標準装備だし、開閉双方のソフトクローズ機能付き引き戸、アール式巾木採用などきめ細かい。来場者の評判がいいのも当然だろう。


エントランス(完成予想図)

(牧田 司記者 2011年11月21日)