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名鉄不動産・伊藤忠都市開発「東京ミッドベイ勝どき」

坪単価は220万円 申込殺到も


「東京ミッドベイ勝どき」完成予想図

 

 昨日見学した「横濱山手テラス」に引き続き名鉄不動産のマンションを紹介しよう。伊藤忠都市開発(事業比率 40 %)とのJVマンション「東京ミッドベイ勝どき」だ。

 物件は、都営大江戸線勝どき駅から徒歩8分、中央区勝どき5丁目に位置する15階建て全233戸の規模。専有面積は40.29u〜84.68u、予定価格は2,400万円台〜6,300万円台(予定最多価格帯2,700万円台)、坪単価220万円。竣工予定は平成24年2月下旬。施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーべストと伊藤忠ハウジング。2月17日から第1章(戸数未定)の分譲が始まる。

 全戸数の約2割に当たる46戸が40u台のコンパクトマンションで、他のファミリータイプも50〜 60u台の小家族向けが多い。80uを超えるタイプは一スパンの14戸しかない。

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 関係者なら、この単価の安さに驚かれるはずだ。と同時に、コスモスイニシアが分譲して、わずか半年で完売した 「ザ・晴海レジデンス」(438戸)「晴海テラス」(378戸)を思い出されるかもしれない。単価は217万円だった。施工はやはり長谷工コーポレーションだった。

 今回も、立地条件はやや異なるが、単価はほぼ同じだ。しかも、清澄通りを挟んだはす向かいには「ザ・トウキョータワーズ」が建っている。単価比較だけなら、コスモスイニシアの物件の再現がありそうだ。

 事実、販売事務所に張り出されている要望書受付ボードは全戸数の8割方は赤いバラで埋められている。関係者は、敷地の南側に倉庫があり、「前建」の心配もあることから楽観はしていないが、瞬く間に完売する可能性が高まっている。

 敷地は南南東−北北西を横軸にした細長い形状で、住棟は南西向き。用途地域は準工業(容積率472%)。敷地南側に倉庫や高層マンションも建っており、確かに日照や眺望に将来不安がないわけではない。ただ、駅前のタワーマンションは坪300万円を突破しており、アクセスに難がある隣りの島の「晴海」も安くても坪250万円は超えてくると見られる。

 来場者のほうがこの当たりの事情をよく知っているのかもしれない。

好調スタート 名鉄不動産「横濱山手テラス」(2/3)

(牧田 司 記者 2011年2月4日)