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 大和ハウス 共働き子育て世代向け戸建て住宅

「xevo Li (ジーヴォリアン)」発売


スタイリッシューソーラー

 大和ハウス工業は10月6日、共働き子育て世代向けの戸建住宅の新商品「xevo Li (ジーヴォリアン)」(軽量鉄骨造)を発売する。「Li 」は「lien」(フランス語で “絆”の意味)の頭二文字をとったもの。

 「イクメン」「カジメン」と呼ばれる子育てや家事労働をいとわない20〜30歳代の父親が増加しており、震災以降の「絆」意識の高まりを受けて開発したもの。コンセプトは「家族の幸せを願うパパとその家族が、いつまでも “ 絆 ” を育む家」。@家族の絆を育むスペース “ リアン空間 ” の提案 A“子育て・子育ちベスト提案”B エコや節電をポジティブに意識できる “イージー・エコ・コンシャス提案” −などか特徴。

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 記者発表会に同席した同社上席執行役員住宅事業推進部長・中村泉氏が「社内でも評判がいい」と語ったように、面白い提案がいくつもあった。その一つは「ファミリーステージ」の提案だ。中2階の踊り場に設けたもので、親子が多目的に使えるスペースだ。最近は女の子もするそうだが、男は狭いところに入りたがる習性があるのか、段ボール箱に潜り込んで基地遊びなどをした記憶が必ずあるものだ。阿部公房は「箱男」なる小説を著した。

 「パパ土間」もいい。これは自転車の修理や日曜大工など様々な用途に利用できるよう、階段下を土間スペースとしたものだ。

 「xevo Li (ジーヴォリアン)」は、北海道・沖縄を除く全国が販売対象で、本体工事価格は3.3u当たり54.6万円〜(税込み、太陽光発電3.13kW搭載)、100プランを用意している。年間販売目標は1,320棟。

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 同社が昨年から営業ツールとして約1,700人の全営業マンに持たせている「ipad 」なるものに初めて触った。同行した若い女性記者からここ最近勧められているもので、「ノートパソコンより軽く、出先でも記事が書けるし操作もラク」というのがその理由だ。電子機器にはチンプンカンの記者でもスグレモノだと思った。「スマートフォン」も全く知らないが、少しはその区別も彼女から教わった。

 電車の中だろうが歩きながらだろうが喫茶店であろうが、指をせわしなく小刻みに動かし、子猫のように小さな機器とじゃれあっている姿は宇宙人のようでもあるが、その「ipad 」なるものが世の中を席巻するのだろう。購入するにはまだためらいがある。

 
 パパ土間

(牧田 司 記者 2011年10月3日)