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 大京エル・デザイン リフォームに対応した

設備機器のショールーム オープン


ショールーム「aratana (アラタナ)」

 大京グループのリフォーム・インテリア事業を手がける大京エル・デザインが先にオープンしたショールーム「aratana (アラタナ)」を見学した。大京の新築マンションに採用されているオリジナルの住宅設備やインテリアアイテムの実物が実体験できる。

 広さは約64uで、「ライオンズリビングラボ」が開発した「L's KITCHEN」、「Ki-Le-i DRESSER 」「マルチエントクローク」、「ランドリーキューブ」のほか、商談スペースも用意されている。

 大京エル・デザインは大京グループのインテリア会社として年間約4,800件のリフォーム施工を行なっている。「実物が見たい」という顧客の要望に応えるため設置したもので、同社では「これでおはようからおやすみ≠ワで全てのツールが出揃った。ワンストップ営業が出来るようになった。グループの大京アステージが管理しているマンションのうち約30万戸が当面の顧客対象」と事業拡大に期待を寄せている。

 ショールームは、JR千駄ヶ谷駅から徒歩4分、渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル1階。営業時間は10:00〜17:30(毎週火・水曜日、年末年始は休館)。

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 大京は、ここ数年、マンション供給トップの座を他社に譲っているが、長い間、圧倒的な供給シェアを誇ってきた。首都圏で1万戸ぐらいを供給したときもある。記者はどうして周辺分野を強化しないのかとずっと不思議に思っていた。マンション購入者だけでなく、モデルルーム来場者、仲介の顧客などを含めれば数十万どころか百万人単位の潜在的な顧客を抱えている。

 今回のリフォームなど「専有部サービス」は緒についたばかりだが、これまでの潜在的な顧客をもう一度深耕して需要を掘り起こせば可能性は膨らむ。女性の視点で開発した「ライオンズリビングラボ」の設備機器も他社と比べて優れているものが多い。「事業離れ」という言葉が死語となるような周辺事業の拡大に期待したい。

(牧田 司 記者 2011年9月26日)