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 モリモト「ピアース桜新町」 設備仕様高く価格に見合う価値あり


「ピアース桜新町」完成予想図

 モリモトが10月中旬に分譲する「ピアース桜新町」を見学した。駅近で設備仕様が高くデザイン性に優れたマンションだ。

 物件は、東急田園都市線桜新町駅から徒歩4分、世田谷区桜新町2丁目に位置する7階建て全30戸の規模。専有面積は34.11〜92.23u、価格は未定だが、坪単価は335万円ぐらいになる模様。竣工予定は平成24年9月上旬。設計・監理は日本エーコン、デザイン監修はアーキサイトメビウス、カン・デザイニングオフィス、施工はイチケン。

 現地は準工だが、敷地南側の道路を挟んで花屋の配送倉庫があるほかはマンションや戸建てが建ち並んでおり、嫌悪施設はほとんどない。敷地東側は高層マンション、西側は戸建てなどが建っている。

 建物デザイン監修は、億ションながら早期完売した同社の「ディアナコート八雲」を手がけたアーキサイトメビウス(今井敦氏)。外観は縦ラインを強調するとともに足元までの窓やバルコニーのガラス手すりなどで印象的なものにしているのが特徴。

 住戸プランは単身者や DINKS 向けからファミリー向けの混合型で、ワイドスパンの内廊下方式を採用。住戸デザインは、これも同社の物件を多く手がけているカン・デザイニングオフィス (鈴木ふじゑ氏)。天然石や天然木をふんだんに採用している。

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 現地を見て、坪単価は320〜330万円ぐらいだろうと読んだが、その通りだった。周辺には日本ランディックや藤和不動産(現三菱地所レジデンス)などの懐かしいマンションが建っており、住環境としては悪くないエリアだ。

 設備仕様の高さは同社の他のマンションと同じで、このエリアではトップクラスだろうと思う。玄関、廊下、化粧室、シューズインクロークは天然石だ。女性の視点から生まれた同社の「花生活」もフル装備されている。大理石や突き板の壁、ニッチ、造作家具など有償オプションも少なくないが、余裕があればほしくなるものばかりだ。北向きの小家族向けのプランもいい。

 販売担当者は「設備仕様はどこにも負けない。期分けせずとも一挙に販売できる」と語っていた。価格に見合う価値があるマンションだ。

(牧田 司 記者 2011年9月26日)