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 大和ハウス 同社初のスマートハウス「スマ・エコ オリジナル」発売


「スマ・エコ オリジナル」を搭載した外観例(完成予想図)

 大和ハウス工業は9月20日、同社のスマートハウス第一弾、家庭用リチウムイオン蓄電池、 HEMS (ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)、太陽光発電システムを搭載した「スマ・エコ オリジナル」を10月1日から発売すると発表した。

 業界初の自動制御が可能で安全性も高い「D-HEMS」による蓄電池を搭載し、この蓄電池と「D-HEMS」、太陽光発電システムを組み合わせることにより、エネルギー使用量を削減し、「iPadR 2」をモニターに採用することで電力情報の「見える化」を進め、非常時の安心も提供できるのが特徴。

 同社は2010年7月、生活の質を向上させながら2020年までに環境負荷「0 (ゼロ)」(CO2排出量をゼロ、光熱費をゼロ)となるエネルギー自給住宅に進化させるためのプロジェクト「Smart xevo Eco Project (スマート・ジーヴォ・エコ・プロジェクト)」をスタートさせ、住宅展示場などで実証実験を行なってきた。そのノウハウを今回の新商品に生かしたという。

 一般的な旧省エネ住宅の年間光熱費 253,350 円と比べ、余剰電力を売電することなどにより年間268,550円(▲106%) 削減できるとしている。

 販売地域は建設地が東北電力、東京電力、中部電力、関西電力管内の物件で、「スマ・エコオリジナル」仕様への変更差額は合計3,921,750円(税込)。家庭用リチウムイオン蓄電池が1,621,200円(税込)、D-HEMS(iPadR 2含む ) が279,300円(税込)、太陽光発電システム(3.5kW )が577,500円/ kW (税込)。販売目標は300台(2012年 3月末まで)。11月30日までに契約し、入居後一定期間、電力利用状況の報告などを行なうモニターには建物価格から1,638,000円を減額した価格で販売する。

 詳細は URL http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/smart/original/index.html へ


家庭用リチウムイオン蓄電池

(牧田 司 記者 2011年9月21日)