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大京  “ ウェルカム エントランス ” を開発・採用へ


「ウエルカム エントランス」の一例

 大京は9月9日、共用部分の玄関に自分らしい演出ができる「カスタム・i (アイ)・パネル」を開発し、導入第1号物件を10月から発売開始すると発表した。

 新商品は、玄関前のポーチやアルコーブ部分の壁にインターホンと一体型のディスプレイパネル(カスタム・ i ・パネル)を設置し、取り外し可能なフックやトレイ、フォトフレームなどのパーツをつけることで、入居者が自由に玄関前を飾り付けることができるもの。このほか、 “ ウェルカム エントランス ” のメニューとして、玄関ドアにリースなどの飾りをかけられるカスタムフック、ポーチやアルコーブ部分の壁・床面仕上材および玄関ドアのカラーデザインセレクトを用意した。

 分譲マンションの玄関ドアの外側は共用部分のため、物を置いたり飾ったりすることは原則として管理規約で禁止されているが、グループの管理会社である大京アステージの協力により、管理規約や重要事項説明の見直しを行い、提案が可能となった。

 「カスタム・i・パネル」を採用した第一弾として「ライオンズ志木グランフォート」(総戸数156戸)を10月に分譲する。「志木」は、東武東上線志木駅から徒歩4分。専有面積は55.26〜85.66u、竣工予定は2013年1月18日。施工は西松建設。


「カスタム・i・パネル」の一例

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 結構なことだ。分譲マンションの玄関ドアに飾りつけなどを行うことは禁止されているが、どこの既存マンションでも入居者が様々な飾りをつけている。管理組合もドアの鍵、色などを変えるなどよほどのことがない限り黙認しているはずだ。それぞれ思い思いのドアをつけることも管理組合が了承すれば可能だ。

 記者はかつて、「クマさん」の愛称で知られる芸術家・篠原勝之氏のそれぞれ異なる作品を玄関ドアに貼り付けた東急不動産の麻布十番の物件を見学したことがある。最近では、絵画や壁掛けタイプの緑化商品「パフカル」を取り付けているのも見た。


「ライオンズ志木グランフォート」完成予想図

(牧田 司 記者 2011年9月12日)