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環境・価格…子育て環境整う野村不動産「プラウド杉並和田」


「プラウド杉並和田」完成予想図

  野村不動産が今秋に分譲するマンション「プラウド杉並和田」を見学した。一言で言えば、駅からはややあるが、だからこそ価格が抑えられ、丸ノ内線に勤務する大企業のサラリーマンや公務員の取得限度内に収まっているマンションだ。

 物件は、 東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅から徒歩12分、又は方南町駅から徒歩12分、杉並区和田2丁目に位置する5〜6階建て3棟全133戸の規模。専有面積は61.00〜87.46u、予定価格は4,800万円台〜7,400万円台(予定最多価格帯5,400万円台)、坪単価は250万円前後。入居予定は平成24年6月下旬〜8月下旬。施工は銭高組。

 現地は、東高円寺駅から中層マンションや戸建て住宅街を抜けた環七通りからやや入った2種中高層住居専用地域の一角。敷地は元大企業の社宅跡地。隣接して総合病院が建設される予定で、敷地の東側方面は第一種低層住居専用地域が広がる。

 駅からはやや距離があるが、教育施設や公園など緑が多く、住むにはいい環境が担保されているのが特徴で、区立和田小・中学校に近接。近くには商店街、妙法寺、少し足を伸ばせば和田堀公園や善福寺川、駅前には蚕糸の森公園もある。高台の社宅跡地だったために、地盤、地歴の心配もない。

 全国区の和田中学校が通学区で、女子美大の付属中・高校、中高一貫女子校の光塩女子学院、新渡戸稲造が初代校長の女子専門学校が前身の新渡戸文化短大など教育施設が充実しているのも特徴だ。

 建物は敷地が3つに分かれているため3棟構成になっており、うち2棟は周囲が公道に囲まれている。各棟のエントランスは公道が交差する1点に集めそれぞれが向き合うように配置されている。敷地周りは歩道状空地を確保している。1階部分の住戸 21 戸には深さが約1.1〜1.2メートルの5〜6uの容積に算入されない床下収納が設置されている。設備仕様は、同社のラクモアが標準装備されている。カーシェアリングを用意し、電気自動車なども採用する。

◇    ◆    ◇

 販売担当者は「駅からはややありますが、それを補って余りあるインフラが整っている。土地に力がある」と強調した。大手町に勤務する大手企業のサラリーマンや公務員の子育てファミリーの来場が目立ち、湾岸方面からも集客が出来ているという。1期は80戸ぐらいを供給するそうだ。9月のシルバーウイークが集客の山になるとのことだ。

 担当者の話に納得した。単身者やDINKSなら単価は高くとも駅近を選び、丸ノ内線に住もうと考えるアッパーミドル、富裕層なら単価が最低でも300万円はする山手線内を選ぶだろう。ここはじっくり子育てをする環境が整っている。リーマンショック後に仕入れた土地でそれほど競合もなく取得できたそうで、単価設定もリーズナブルだ。


外観(完成予想図)

(牧田 司 記者 2011年9月2日)