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東急不動産　平成23年3月期第３四半期決算

減収ながらマンション好調で増益

　 東急不動産は1月31日、平成23年3月期第３四半期決算を発表。マンションの利益率が改善し、たな卸資産やＳＰＣを通じて保有する資産の評価損が大幅に減少したため、営業利益、経常利益とも増益となった。

　売上高は3,823億円（前年同期比0.7％減）、営業利益は447億円（同31.5％増）、経常利益は391億円（同36.9％増）。純利益は、ゴルフ場事業の会社分割決定に伴う減損損失289億円を特別損失に計上したことから、32億円（同70.6％減）となった。

　セグメント別では、分譲の売上高は755億円（同14.5％増）、営業利益は18百万円（前年同期は72億円の損失）。「二子玉川ライズ タワー＆レジデンス」などを計上したため売上が増加、たな卸資産評価損も22億円と前年同期の67億円から大幅に減少。販売も好調に推移している。

　賃貸は、売上高1,006億円（同3.0％減）、営業利益435億円（同5.8％減）。12月末の空室率（単体）は4.3％と改善の兆しが見られるとしている。