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住友不動産 板橋本町で大型2物件で388戸

  
「THE ITABASHI テラス」(左)「THE ITABASHI レジデンス」

 住友不動産の駅近マンション「THE ITABASHI テラス」と「THE ITABASHI レジデンス」を見学した。前者は単独事業で、後者は住友商事との共同事業物件で、施工を前田建設にし、デザイン、設備仕様なども同じにし、共通モデルルームとするなど価格抑制を図っているマンションだ。 

 「THE ITABASHI テラス」は、 都営三田線板橋本町駅から徒歩2分、板橋区清水町に位置する17階建て全193戸の規模。専有面積は55.92〜73.82u、予定価格は3,680万〜5,890万円 (最多価格帯4700万円台)、坪単価225万円。竣工予定は2012年6月中旬。設計・施工は前田建設工業。

 「THE ITABASHI レジデンス」は、都営三田線板橋本町駅から徒歩4分、板橋区清水町に位置する15階建て102戸の「サウス棟」と19階建て93戸の「ノース棟」からなる全195戸の規模。サウス棟の専有面積は55.74〜70.84u、ノース棟の専有面積は 70.35〜71.80u。価格は未定だが、坪単価は200万円の予定。竣工予定は2012年7月。設計・施工は前田建設工業。事業比率はそれぞれ50%。

 現地は、旧中山道に面しており、下町の風情がかなり残っている。街は中山道と環七に分断されており、スーパーなどの大型商業施設に乏しいのが難点といえば難点だが、駅近の大規模物件で、都心の「大手町」まで20分のアクセスのよさが最大の売りだ。単価も坪220〜230万円だろうと読んでいた通りだった。

 双方で戸数は388戸。戸数が多いので完売まではやや時間がかかりそうだが、街のランドマークマンションになるのは間違いない。

 建物はグリーンやブルーのタイルにガラス手すり、ガラスウォールを多用するなど印象的な外観で、道路と敷地の間には幅員約2mの自主管理歩道「フォレストコリドー」を整備する。設備仕様は、同社の最近のマンションとほぼ同じだ。モデルルームも2物件共通。販売は9月から。

(牧田 司 記者 2011年7月29日)