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垂涎ものの東急不動産「ブランズ金沢八景」


「ブランズ金沢八景」完成予想図

 この記事を掲載するころにはひょっとしたら登録が全て入っているかもしれないほどの人気になっているマンションを紹介する。東急不動産の「ブランズ金沢八景」だ。

 物件は、京浜急行本線金沢八景駅から徒歩2分、横浜市金沢区瀬戸に位置する10階建て全49戸(非分譲1戸含む)の規模。 1期(32戸)の専有面積は33.12〜83.85u、価格は1,990万円〜5,680万円 ( 最多価格帯4,200万円台)、坪単価は188万円。竣工予定は平成24年7月下旬。施工は三井住友建設。販売代理は東急リバブル。1期は7月29〜30日が登録期間。

 立地条件に恵まれているのが最大の特徴だ。現地は、駅を降りてすぐの横須賀街道と公道が交差する三叉路の角地。広告表示では京急線金沢八景駅から徒歩2分(160m)になっているが、80mを1分とし端数は切り上げて1分とすることになっているので、実際は1分強ぐらいではないか。目の前は金沢シーサイドライン金沢八景駅。野島公園や海の公園も徒歩圏。「八景島シーパラダイス」も歩けば23分の近さだ。

 下層階からは海は見えないかもしれないが、1〜2分も歩けば八景の湾だ。


モデルルーム


屋上相当部分からの眺め

◇    ◆    ◇

 単価は事前に知らされていたが、やや高いような気もした。しかし、現地を見てすぐ売れると思った。金沢文庫も金沢八景も最近はほとんど新規供給がないエリアだし、しかも「駅近」。地元の人なら誰もが欲しがる垂涎のマンションだ。単価もこれぐらいだろうと納得した。70uの3LDKの提案もなかなかいい。

 販売担当の晴山謙一チーフは「現地は元雑居ビル。5年ぐらい前から地権者の方と協議してきた物件。当初は借地権付きとして計画していたが、所有権付きに決まって看板を出したのが2月。それまで待ちわびていた地元の方たちからの反響がすごくあり、希少性が高いためか買い増し、セカンドハウスとして購入される方もいるし、世帯分離による単身入居の方もいる」と語った。

 「どことも競合しない。第1期はこれまでの来場者で区画は埋まっているので、これ以上新規登録が入ると抽選に外れる人がたくさん出てしまう。『追浜は安いですよ』と薦めているぐらい」とも話した。

 抽選に外れる人のことを思い、他社のマンションにも気を使う、いかにも東急グループの社員らしい言葉だ。

 2期は1期の状況を見ながら販売されることになるが、残っているのは2〜3階の3,000万円台を中心に16戸しかない。同社の企画担当者によると「同業者からの購入希望も多い」とか。


現地

(牧田 司 記者 2011年7月29日)