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  伊藤忠都市開発「クレヴィア駒沢大学」 一挙販売へ


「クレヴィア駒沢大学」完成予想図 

 伊藤忠都市開発が7月下旬に分譲する「クレヴィア駒沢大学」を見学した。環七に面してはいるが、もともと供給が極めて少ないエリアの駅近で、敷地の南側に第一種低層住居専用地域が広がり、単価も割安感があるマンションだ。

 物件は、東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩5分、世田谷区野沢4丁目に位置する8階建て全28戸(非分譲4戸含む)の規模。専有面積は43.02〜70.60u、価格は未定だが、50u台が4,400万円台から、70u台が5,900万円台からで、坪単価は305万円の予定。竣工予定は平成24年2月末日。施工は新日本建設。販売代理は伊藤忠ハウジング。

 現地は、敷地の北側が環七通りに面しているが、敷地の南側が区の公園予定地になっており、南側には第一種低層住居専用地域が広がっている。駒沢オリンピック公園まで徒歩12分。

 単価が安いのも特徴の一つだ。環七に面しているのが坪305万円に抑えられている要因の一つだが、第一種低層エリアで分譲されれば、単価は坪300万円台の半ばはするエリアだ。そもそも駒沢大学駅圏はマンションの供給が少なく、同社によるとリーマンショック後は1物件も供給されていないという。

 設備仕様は、同社の他のマンションと同じレベルで、家事労働をしやすくした「Mot KITCHIN」が標準装備されている。隣戸間の仕切りもコンクリート(避難口付き)になっているのも好評のようだ。このほか、全10台の駐車場はわが国初の夜間充電モード搭載ネットワーク型EV充電器対応となっている。利用者はマンションの共用キーをかざし個人認証をさせたうえで、充電モードを「今すぐ充電」と「夜間充電」から選択できるようになっており、「夜間充電」を選択すれば、昼間より安い利用料金に設定できる。

 販売担当者は、期分けせず一挙に販売できると話している。

(牧田 司 記者 2011年7月15日)