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  大和ハウス×ソニーCSL

家電リモコンアプリ萌家電を発表

 大和ハウス工業とソニー CSL (コンピューターサイエンス研究所) は、 共同で開発を進める家電リモコンアプリ「萌家電」の記者会見を7月7日に開き、公開実験が8日、9日に水道橋のD-TEC PALAZA (大和ハウス東京ビルに併設)で行なった。8、9日の来場者は約200名だった。

 「萌家電」は、家電を親しみやすく擬人化し、ゲーム感覚でストーリーを楽しみながら家電を操作できるスマートフォン用のアプリケーション。 大和ハウスが開発した 、メーカー や機器 を問わず家電や設備機器の一括操作 ができる共通ソフトウェア「住宅 API 」と、 ソニーCSLが取り組 むスマートフォン上でのゲーム作成と家電操作の機能を持つ開発言語 「Kadecot(カデコ)」を組み合わせたもの。経済産業省クールジャパン室の仲介によって、二社のコラボレーションが実現した。

 記者会見に出席した大和ハウス取締役常務執行役員・濱隆氏は「楽しく節電をする、ということをユーザーの皆様にご理解いただきたいという思いで、このコラボを実現しました」と語った。

 ソニーCSLアソシエイトリサーチャー・大和田茂氏 は「ユーザー参加型の省エネルギー社会の実現を目指しています。キーワードは “ いじれる化 ” 。今回は試作でゲームを作ったが、将来的には色々な人が作ったゲームを好きなようにインストールして遊べるようにし、たくさんのアイディアを集められる基盤にしたい」と話した。

 萌家電 “ ブルーレイ ” の声優・水瀬いのりさんは「まだ新人声優として少しずつお仕事している状態なので、萌家電と一緒に成長していきたいと思っています」と述べた。

 「萌家電」と「Kadecot」は2011年秋に公開を予定している。


今回務める キャラクター、 “ ブルーレイ ” の衣装で登場した声優の水瀬いのりさん(15)

  
家電を擬人化したキャラクターが節電をアドバイスし(左)、 「面倒くさい」と思われがちなアップデートも楽しく出来るように工夫している

  
初はいがみ合っていた扇風機とエアコンが結婚してしまうというストーリー。設定した電力 目標値を達成すると ゲームを クリアすることができる(左)とリモコン操作画面

(横山 裕美 記者 2011年7月11日)