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東急不動産 市ヶ谷駅圏の2物件

「ブランズ市谷田町」「ブランズ市谷砂土原」が堅調

  
「ブランズ市谷田町」(左)と「ブランズ市谷砂土原」完成予想図

 東急不動産が分譲中のコンパクトマンション「ブランズ市谷田町」と「ブランズ市谷砂土原」を見学した。双方とも堅調な売れ行きを見せている。

 「ブランズ市谷田町」は、東京メトロ有楽町・南北線市ヶ谷駅から徒歩2分、新宿区市谷田町2丁目に位置する13階建て全39戸。専有面積は46.14〜73.60u、現在分譲中の住戸(4戸)の価格は3,870万〜7,680万円、坪単価は340万円。竣工予定は平成24年3月上旬。施工はピーエス三菱。販売代理は東急リバブル。

 「ブランズ市谷砂土原」は、東京メトロ有楽町線・南北線市ヶ谷駅から徒歩4分、新宿区市谷砂土原町3丁目に位置する10階建て全25戸。専有面積は49.87〜70.24u、現在分譲中の住戸(3戸)の価格は5,030万〜6,580万円。坪単価は320万円。竣工予定は平成24年2月下旬。施工、販売代理は「市谷田町」と同じ。

 販売事務所は2物件とも同じで、6月から販売が開始されており、6月28日現在、「市谷田町」は1期8戸のうち5戸が、「市谷砂土原」は1期8戸のうち6戸がそれぞれ申し込み済み。

 「市谷田町」は外堀通りに面しており、設計・管理は「プランテック総合計画事務所」。建物の外観は白を基調に Low−Eガラスを採用したガラス張りが印象的なデザインとなっている。ワンフロア3〜4戸で、全住戸が角住戸。システムキッチンに CUCINA (クチーナ)を採用。

 「市谷砂土原」は、邸宅街として知られる「砂土原」の外れにあり、設計・監修が黒川紀章建築都市設計事務所に在籍していた上田斉氏が代表を務める創建築設計事務所。外観はアースカラーをベースとした大判タイルやボーダータイルを採用。こちらもシステムキッチンに CUCINA (クチーナ)を採用。

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 駅近でこの単価はリーズナブルなものだと思う。単価は「砂土原」のほうが高いのではと思ったが、邸宅街といってもその外れということでこのような単価設定になったようだ。

 昨年あたりから坪単価300万円を突破するコンパクトマンションがかなり供給されているが、総じて売れ行きは好調だ。同社が昨年末に完成販売した「ブランズ代々木西参道」も残りわずかという。

(牧田 司 記者 2011年7月1日)