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住友林業「がんばろう日本!東北を元気に!」プロジェクト

東北産材を活用した期間限定商品発売

 住友林業は6月30日、東北地方の復興を応援する「がんばろう日本!東北を元気に!」プロジェクトを7月1日から実施すると発表。

 住林グループの木材建材の調達ネットワークを活かし、主要構造材の全てに東北6県でつくられた柱や梁などを採用した「東北応援しよう(仕様)」キャンペーンと、東北産材を活用して内装をグレードアップする「東北産材内装グレードアップ」キャンペーンを実施する。また、東北地方の雇用促進に貢献するため、グループで最大60名程度の新規採用を計画している。

 「東北応援しよう(仕様)」キャンペーンは、東日本を対象に来年 3月末まで。限定300棟。「 東北産内装材グレードアップ」キャンペーンは、東北産フロア材(くり、こなら、けやき、山桜、鬼くるみ)、秋田杉のウッドタイル、大黒柱、床柱などを採用。対象地域は全国で、期間は今年9月末まで。限定100棟。

 今回の震災で荒廃した東北の林地は民有林と国有林を合わせて479カ所(金額換算で371億円)であり、森林被害は959ha にのぼり、90カ所の木材加工・流通施設が被害を受け、金額は507億円となっている(6月26日現在、林野庁発表)。

(牧田 司 記者 2011年7月1日)