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国交省 平成23年度の建設投資見通し

前年度比5.1%増の43兆円

 国土交通省は6月29日、平成23年度の建設投資見通しを発表。総額は前年度比5.1%増の43兆2,200億円としている。。

 内訳は政府投資が17兆9,600億円(前年度比8.3%増)、民間投資が25兆2,600億円(同2.9%増)で、建築・土木別では、建築投資が23兆4,300億円(同5.2%増)、土木投資が19兆7,900億円(同4.9%増)。

 建設投資は平成8年度に82兆8,000億円であったのがその後減少傾向をたどり平成20年度には51兆800億円となり、平成21年度以降も微減で推移していたが、平成23年度は東日本大震災からの早期復旧などによる建設投資が見込まれることから増加するとしている。

 国内総生産に占める建設投資の比率は、昭和50年頃は20%以上あったが、その後、減少傾向となり、昭和61年度から平成2年度にかけて一時増加したものの、その後再び減少基調となり、平成23年度は8.9%となる見通しとしている。

(牧田 司 記者 2011年6月30日)