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東京建物など5社 横浜プリンス跡地開発着工


旧東伏見邦英伯爵邸

 東京建物、オリックス不動産、東京急行電鉄、伊藤忠都市開発、日本土地建物販売の5社は6月29日、横浜市磯子区の旧横浜プリンスホテル跡地の「(仮称)横浜プリンスホテル跡地開発計画」を6月24日に着工したと発表した。施工は大成建設。竣工予定は平成26年2月。

 約11haの丘の上の敷地にマンション、スーパー、保育所などを建設する。丘の上下はエレベーター・トンネルで結ぶ。

 計画のシンボルでもある横浜市認定歴史的建造物である旧東伏見邦英伯爵邸(以下、「貴賓館」)の保全も行う。貴賓館は、外部を保存・内部をリニューアルした上で民間事業者に売却または賃貸のうえ、一般にも一部公開される予定。貴賓館は、昭和天皇の義弟である東伏見宮邦英伯爵の邸宅として建設され、その後、旧横浜プリンスホテルの営業時には披露宴会場などとして利用されてきた。

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 旧プリンスホテルは何度か利用したことがある。夜景は海が見えるだけだが、なかなかいいホテルだった。貴賓館のことは全く知らなかった。どこにそんな施設があったのだろう。

 マンションの価格が気になるところだが、早すぎるので単価予想は控える。

(牧田 司 記者 2011年6月29日)