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東急不動産「ブランズ巣鴨」 全戸床下収納つき

CO2削減に効果がある壁紙も初採用


「ブランズ巣鴨」完成予想図

 東急不動産が分譲中の「ブランズ巣鴨」を見学した。山手線沿線で、単価もグロス価格も抑えているのが特徴だ。震災の影響もあまり受けずに順調な売れ行きを見せている。

 物件は、 JR山手線 巣鴨駅 から徒歩7分、豊島区巣鴨4丁目に位置する14階建て全51戸。専有面積は54.88〜64.56u、現在分譲中の住戸の価格は3,750万円(45u)〜4,800万円(58u)。坪単価は254万円。竣工予定は平成24年1月下旬。販売代理は東急リバブル。施工はNIPPO。

 現地は、とげぬき地蔵尊より少し先の白山通りに面した商業地域立地。階高は約3メートルでリビング天井高は約2420〜2450ミリだが、二重床・二重天井を採用、全住戸に床下収納を標準装備しているのが特徴だ。収納スペースは横120cm×縦60cm×深さ17 cm、2リットル入りペットボトルが10本入る容量がある。

 また、主寝室の壁紙には、通気性に優れた塗装下地壁紙を採用。結露やカビが生じにくく7〜8回塗り替えが可能なことからCO2削減にも効果があるとしている。

 このほか、調理しながら開閉が可能なキッチン収納、電気錠と連動することで、外出先から鍵の閉め忘れを防止したり、アコンや照明の消し忘れにも対応し風呂のお湯はりなどもできる「リモコ」を標準装備している。昨年から同社が導入したマンション管理サービス「家族力・プラス」も盛り込まれている。

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 3月から販売開始し、現在、約7割が契約済みだという。坪単価は、隣駅の駅近物件では300万円を突破している物件もあるが、ここの立地条件を考えれば250万円ぐらいだと想像したが、その通りだった。震災により一時、宣伝を自粛したことを考慮すれば、販売は極めて順調に進んでいるようだ。山手線の物件ということから、広域集客もできているという。

 現地の販売担当者は「ここは地盤も安定しており、工法はSRC(鉄骨鉄筋造)にして躯体の強度を高めている」と話していた。そういえば、昔は高層マンションといえばSRCが常識だったが、最近はRC造が圧倒的に多くなっている。

(牧田 司 記者 2011年6月28日)