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早期完売必至 

近鉄不動産・モリモト「ローレルアイ恵比寿ピアース」


「ローレルアイ恵比寿ピアース」完成予想図

 近鉄不動産(事業比率70%)とモリモト(同30%)の2件目の共同事業マンション「ローレルアイ恵比寿ピアース」を見学した。

 物件は、 JR 恵比寿駅から徒歩8分、または東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩9分、渋谷区恵比寿1丁目に位置する14階建て全60戸の規模。専有面積は43.22〜77.66u、価格は40 u台が4,400万円台、50u台が5,900万円台、60u台が6,900万円台、77u台が9,300万円台。坪単価は370万円。竣工予定は平成24年12月下旬。設計・監理はIAO竹田設計。デザイン監修はプランテック総合計画事務所。施工は東レ建設。販売は7月。

 現地は、恵比寿駅と広尾駅のほぼ中間ぐらいで、明治通りから1歩入った近隣商業地域。これまでの恵比寿駅圏のマンション相場は坪400万円前後。その意味で、今回の坪370万円は明らかに割安感がある。

 問題は、価格に見合う基本性能・設備仕様かどうかだが、基本性能は近鉄不動産が担当し、デザイン、意匠などはモリモトが担当。お互いのいいとこ取りのマンションということができる。

 敷地の周囲に建物が建っているため、空地率を約57%とり、建物を45度に振ることによって空間を確保。デザインは、モリモトのマンションでたびたび起用されている大江匡氏(プランテック・アソシエイツ)と、インテリアデザインは鈴木ふじゑ氏。建物はガラスカーテンウォールが美しい白と黒が基調。住戸プランは1フロア4戸で角住戸比率は85%。

 住戸内のデザインも白が基調。 77 uのモデルルームは1LDKの提案で、玄関・ホールをゆったり取り、いつものようにキッチンカウンターや洗面化粧台カウンターには御影石を採用してい。フローリングやドアも突き板のような印象を与えるようグレード感を高めている。何よりの大きな特徴は、天井高を2.7m確保していることだ。ワイドスパンのプランもいい。

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 販売担当者からは、「モデルルームの玄関を開けると、お客さまは『素敵』と声を上げられる方がいらっしゃる。周辺の物件より価格が安く、その割りにグレードが高いという評価もいただいている」と語った。

 その通りだろうと思う。記者も、モデルルームの玄関を開けるとほとんど瞬時にグレードか高いのか低いのか、レベルが高いのか低いのか、売れるか売れないかが分かる。この物件は間違いなく早期完売するはずだ。現在、モリモトが分譲中の単価が同じ370万円「ピアース恵比寿」(29戸)も間もなく完売するそうだ。

(牧田 司 記者 2011年6月24日)