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三菱地所レジデンス コミュニティ支援がテーマ

「ザ・パークハウス市ヶ尾」分譲開始


「ザ・パークハウス市ヶ尾」完成予想図

 三菱地所レジデンスは6月18日〜26日、マンション住民同士のコミュニティ形成を支援するマンション「ザ・パークハウス 市ヶ尾」の1期分譲の申し込みを開始する。

 物件は、東急田園都市線市が尾駅から徒歩5分、横浜市青葉区市ヶ尾町に位置する「ザ・パークハウス 市ヶ尾 イースト」と「ザ・パークハウス 市ヶ尾 ウェスト」の2棟からなる全288戸の規模。現地の南側は第一種低層住居専用地域。

 前者は7階建て全142戸。専有面積は59.31〜88.11u、1期69戸の価格は3,648万〜6,478万円 (最多価格帯4,100万円台)。施工はフジタ。竣工予定は2012年1月下旬。

 後者は、7階建て全146戸の規模。専有面積は70.70〜91.50u、1期14戸の価格は3,578万〜6,728万円 (最多価格帯3,600万円台)。施工はフジタ。竣工予定は2012年7月下旬。

 住民同士のコミュニケーションが深まるよう様々な共用施設を設置するとともに、入居後早期に開催する交流イベントや、ワークショップ、セミナー形式の多彩なプログラムを用意。コミュニティ形成支援に豊富なノウハウを持つ有限会社セルフィッシュネスによるサークル立ち上げ支援や専属コーディネーターによるサポートも計画している。

 同社は、これまでも「フォートンヒルズ」(全888戸)や「MINASIA 湘南ライフタウン」(全339戸)など約10物件でコミュニティ支援をテーマにしたマンション供給実績があるという。

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 記者は、ハードの部分のマンション管理と、ソフトの部分のマンションコミュニティ形成が車の両輪のように機能することがマンションの資産性を高めると考えている。しかし、どちらかといえば、マンションデベロッパーはコミュニティ形成にはあまり力を入れてこなかった。むしろ、関わりたくないというのが本音だろう。コミュニティをテーマにして取材するような記者はほとんどいないだろう。

 しかし、ここ数年は積極的にコミュニティ形成を支援しようというデベロッパーが現れ始めた。成功した事例として「フォートンヒルズ」のことはよく聞いている。結構なことだと思う。物件については、改めて現地取材してレポートしたい。

(牧田 司 記者 2011年6月17日)