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NTT都市開発  3月期決算 マンション改善し増益

 

 NTT都市開発は5月11日、平成23年3月期決算を発表。売上高は1,456億円 (前期比2.4%減) で減収となったが、営業利益は243億円 (同 50.8%増) 、経常利益は185億円 (同 81.6%増) 、当期純利益は93億円 (同 52.2%増) と増益となった。

 主力の不動産賃貸事業は、既存ビルの賃料収入が減少したことなどにより売上高は926億円(同5.6%減)、営業利益は 292億円(同7.3%減)と減収減益。3月末の都心5区のビル空室率は3.6%(前年同期は6.5 %)と改善。

 分譲事業は、マンション引渡戸数は減少したものの販売単価の上昇などにより売上高は417億円(同0.2%増)、営業利益は5億円(前期は104億円の営業損失)。マンションの完成在庫は91戸(前年同期は267戸)と大幅に減少した。

 次期の業績見通しは売上高1,440億円 (同1.2%減) 、営業利益245億円 (同 0.7%増) 、経常利益187億円 (同 0.8%増) 、当期純利益95億円 ( 同2.1%増) を見込んでいる。

(牧田 司 記者 2011年5月12日)