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大京  3月期決算 マンション利益率改善し大幅増益

 

 大京は5月11日、平成23年3月期決算を発表。主力のマンションの引渡しが減少したため減収となったが、マンションの利益率の向上、マンション仲介が好調だったため増益となった。売上高は2,953億円(前期比7.2%減)、営業利益は135億円(同49.4%増)、経常利益は107億円(同69.5%増)、当期純利益は97億円(同54.6%増)。

 マンション販売は契約戸数が5,455戸(前期比414戸増)、契約高は2,039億円(同238億円増)となったが、売上戸数は4,462戸(同724戸減)、売上高は1,621億円(同257億円減)となったが、利益率が大きく改善したためセグメント全体では 営業利益は66億円と増益となった。

 不動産管理事業は、マンション管理受託戸数がマンション管理業界で初めて40万戸を突破する400,845戸(同7,396戸増)となり、売上高は1,037億円(同2.9%増)となったが、営業利益は、将来の事業拡大に向けた投資を進めたため78億円(同16.3%減)となった。

 不動産流通事業は、売上高が202億円(同1.9%増)で、営業利益は、たな卸資産の評価損を営業原価に9億円計上したことなどにより、2億円(同 65.3%減)となった。

 次期業績見通しは、震災の影響を織り込み、売上高2,700億円(同8.6%減)、営業利益135億円(同0.7%減)、経常利益100億円(同7.2%減)、当期純利益115億円(同17.9%増)を予定している。

(牧田 司 記者 2011年5月12日)