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  外構・プランがいい

積水ハウス「グランドメゾン三軒茶屋プレイス」


「グランドメゾン三軒茶屋プレイス」完成予想図


  震災による消費マインドの冷え込みが懸念されているマンション市場だが、全くといっていいほど影響を受けていない物件を紹介しよう。積水ハウスの「グランドメゾン三軒茶屋プレイス」だ。

 物件は、東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩13分、または東急世田谷線若林駅から徒歩3分、世田谷区若林1丁目の近隣商業地域・第一種住居地域に位置する9階建て全66戸(事業協力者住戸11戸含む)の規模。現在分譲中の住戸(11戸)の専有面積は46.00〜88.46u、価格は3,700万〜7,900万円(最多価格帯4,700万円台)。建物は平成23年2月24日に竣工済。設計・監理は広建設計。施工は東急建設。

 震災後の3月26日に1期39戸が分譲され、現在までにほとんど契約・申込み済みで、未分譲の7戸を含め残りは17戸しかない。

 住戸プランは、内廊下方式を採用して東向きと西向き。環7に面している西向き住戸は三角に張り出したガラスブロックで壁面を構成して採光に配慮しながら強い日差しをカットしている。東向き住戸はワイドスパンとし、腰窓を採用しているのが特徴。

 もう一つの大きな特徴は、いかにも同社のマンションらしい植栽計画だ。敷地外周部は石積みとし、エントランス・アプローチには植栽を施し、敷地東側には幅40mにも及ぶ里山の庭を配している。

◇      ◆      ◇

 記者は、震災後の分譲でもっともよく売れたマンションは3月26日に全99戸を即日完売した野村不動産「プラウド綱島」だと思っているが、今回の物件も震災の影響をほとんど受けていないようだ。現地は、三軒茶屋駅からややあり、環7に面しているが、その分、単価が低く抑えられているのが奏功したようだ。 現在分譲中の住戸の坪単価272万円は割安感がある。

 設備仕様のグレードは高くないが、白を基調としたデザインは悪くない。廊下幅はメーターモジュールを採用している。

  
エントランス                         外周部

CASBEE横浜Sランクの野村不「プラウド綱島」99戸即完へ(3/3)

(牧田 司 記者 2011年5月6日)