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  縦格子と擁壁コンクリの組み合わせが印象的な

住友不動産「シティハウス新宿戸山」


「シティハウス新宿戸山」


  住友不動産が先に同時竣工発売すると発表した「シティハウス志村三丁目ザ・レジデンス」(20戸)、「シティハウス新宿戸山」(40戸)、「シティハウス南品川」(33戸)「シティハウス業平橋ステーションコート」(35戸)のうち、「シティハウス新宿戸山」を見学した。

 物件は、都営大江戸線若松河田駅から徒歩4分、または東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩9分、新宿区戸山一丁目に位置する6階建て全40戸の規模。専有面積は55.24〜91.61u、価格は5,000万円台〜6,000万円台中心、坪単価は345万円の予定。竣工予定は平成23年3月。設計は陣設計。施工は前田建設工業。

 現地は、西側の道路を挟んだ目の前、約60m先に「国立国際医療研究センター」があり、敷地北側には道路を隔てた約90m先に5階建て官舎が建っているが、隣棟間隔が広いだけに開放感がある。とくに北側の敷地レベルは隣地の建物の3〜4層分は高いようだ。また、敷地の一部は商業地域だが、前面道路の交通量はそれほど激しくない。

 建物の外観がいままでの同社のマンションにはなかったタイプだ。木目調の縦格子とコンクリートの擁壁部のコントラストが印象的で、インディゴブルーのタイルと合わせかなり個性的なデザインとなっている。内廊下も縦格子とインディゴブルーの塗り壁で演出されている。

 設備仕様も水準以上で、同社の最高級仕様のグランドヒルズ≠ノは劣るが、1階には防犯合わせガラスを採用し、西側の窓には赤外線、紫外線をカットする日射調整フィルムが張られている。LDの天井高は最大約 2560 ミリ。玄関のたたきから廊下・水廻り(トイレ・洗面)の床はタイル仕上げとなっている。

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 同社がニュースリリースで「今回の4物件では、建物の外観やエントランスホールの質感、各専有部の設備・仕様など、お客様に実物をご確認の上ご購入いただけるよう…今後の“シティハウス”ブランドのスタンダードとなる“時を重ねるほどに、心地よさが深まる住まいの創造”をベースにしつつ…立地特性に見合う都会的でスタイリッシュな外観デザインを特徴とした」というように、その意気込みが感じられるマンションだ。

 単価水準の高いエリアだけに完売までは時間がかかるかもしれないが、新しいデザインと設備仕様はユーザーに評価されるはずだ。

  
エントランス                        内廊下

(牧田 司 記者 2011年5月2日)