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「 MAMA +(ママタス)」の提案がいい

伊藤忠都市開発「クレヴィア南千住」


「クレヴィア南千住」完成予想図

 

 伊藤忠都市開発(建物売主)とフジ都市開発(土地売主)が5月下旬に共同で分譲する「クレヴィア南千住」を見学した。

 物件は、JR常磐線南千住駅から徒歩6分、または東京メトロ日比谷線南千住駅、つくばエクスプレス南千住駅から徒歩7分、荒川区南千住7丁目に位置する14階建て全225戸の規模。専有面積は58.09〜96.64u、価格は未定。竣工予定は2012年7月下旬。施工は木内建設。設計は啓建築設計。販売代理は伊藤忠ハウジング。

 同社が最近力を入れている親子が楽しく調理できる「モット・キッチン」、様々な組合せで収納力を高めた「カタス」をそれぞれさらに進化させた上、「MAMA+(ママタス)」を新たに加えたプランを提案しているのが最大の特徴だ。

 「MAMA+(ママタス)」とは、キッチンとその背面の子ども部屋を稼動間仕切壁でつなぎ、しかも、子どもとの対話が可能な「窓」を設けたものだ。「カタス」も、今回は「ファミリー・カタス」と「キッズ・カタス」に分け、それぞれ収納に工夫を凝らしている。

 価格は、未定だが、坪単価は相場並みの200万円前後に落ち着くはずだ。

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 今回の「 MAMA+」は、「収納」の機能と「親子のコミュニケーション」を巧みに演出した提案だ。これまで、キッチンの隣にファミリールームを設置したり子ども部屋にしたりするものはあったが、同社の提案は小さな窓を通じてコミュニケーションを取るというのが面白い。子どもが成長すれば、壁にも変更できるし、最初から壁にするのも可能だ。

 90uのモデルルームでは、書斎の提案もされていたが、これもいい。親子だけでなく、「夫」の個室はあっていい。

  
「MAMA+」の提案(左が子ども部屋、右がキッチン)

(牧田 司 記者 2011年4月28日)