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文句なしにいい

東京建物・三菱地所レジデンス他「ザ・タワーレジデンス大塚」


「ザ・タワーレジデンス大塚」完成予想図


 文句なしにいい物件を紹介しよう。東京建物(事業比率43%)、三菱地所レジデンス(同35%)、中央商事(同12%)、東急電鉄(同10%)4社JVの「ザ・タワーレジデンス大塚」だ。

 物件は、JR山手線大塚駅から徒歩4分(巣鴨駅から徒歩8分)、豊島区北大塚一丁目に位置する23階建て全201戸の規模。専有面積は40.42u〜105.07u、予定価格は3,100万円台〜11,500万円台、予定坪単価は300万円台。竣工予定は平成24年5月下旬。設計・監理は三菱地所設計。施工は東急建設。販売代理は 東京建物不動産販売、三菱地所レジデンス。

 何がいいか。新規供給が少ない「駅近」の「タワー」「免震」「オール電化」「SI」など条件が揃っているが、何といっても住戸プランがいい。四角い建物の角を東西南北に振ることで住戸の向きは東南、南西、北東、北西向きにし、なおかつ各住戸はワイドスパンで水周り部分を共用廊下側に集約することで居住性を高めているのが特徴だ。

 こういったタイプの住戸比率は88%にもなっている。共用廊下側に面した窓付き住戸は1戸もない。モデルルームにもなっている専有面積63uのプランは間口が約7.8mで、奥行きは約8.1mの正方形だが、廊下面積は2畳ぐらいしかない。その分だけ居室などの面積が確保されている。LDは12.3畳大だし、主寝室は7.2畳大、キッチンは3.1畳大ある。間口が約4.9mのショートスパンプランは43uの北西向き住戸13戸しかない。

 細かな点では、トイレのドア幅は800ミリ確保されており、天井高は2650ミリ。設備仕様も、玄関、キッチン、洗面などには天然石が採用されており、キッチンの収納も標準装備されている。都心居住型総合設計制度の適用を受けており、空地率は43%だ。

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 現地販売事務所の設営にも工夫が凝らされているのが特徴だ。安全・環境の取り組みの「見える化」を進めていることだ。LEDについては白熱灯、蛍光灯との使用ワット数が比較できるし、電気自動車の充電器も設置されている。非常時の備蓄庫も設置されるが、飲料水は1世帯当たり370リットルで、これをペットボトル740本(3日分)に置き換えてデザイン処理もしている。ヒートポンプも体験できる。

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 モデルルームのオープンは先週の15日から。営業スタッフ16人が対応しているが、土曜・日曜はずっと満席状態だという。販売を担当している三菱地所レジデンス都心事業部販売第三グループ・城俊史氏は「63uのモデルルームは、お客さまに『70uぐらいに見える』と仰っていただいている。マイナスの少ないマンション。こういったマンションは他にない」と販売に自信を見せていた。

 単価もリーズナブルだ。20坪弱の広さでも1〜2坪ぐらい広く使えるプランのよさなどを加味すると、圧倒的な人気を呼ぶ可能性もある。8,000万円以上の住戸は億ション2戸を含めて29戸のみだ。


63uのモデルルームプラン

(牧田 司 記者 2011年1月21日)