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住友不動産 新工法「S -マルチコア」開発

採用第一号「シティテラス成増」を見学


「シティテラス成増」完成予想図


 住友不動産が先に発表したマンションの新工法「S-マルチコア」を採用した第一号の5物件のうちの一つ「シティテラス成増」を見学した。

 物件は、東武東上線成増駅から徒歩8分、板橋区成増三丁目に位置する14階建て全243戸。専有面積は62.92u〜86.96u、1期70戸の最多価格帯は4,800万円台。完成予定は平成23年10月中旬。設計は陣設計。施工は三井住友建設。

 昨年12月下旬から販売しており、1期についてはほぼ完売。順調な売れ行きを見せている。


概念図

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 「S-マルチコア」は、配管やメーター類・エアコンの室外機を外廊下外壁面に設けた収納部に格納するので、@配管や機器のメンテナンスが容易A機器類を玄関前や窓周りに設置する必要がなくなり、すっきりとした外廊下を創り出すB格納部分を覆うルーバーデザインがバーティカルラインによるシャープなアクセントを演出し、建物外観全体のデザイン性を高める−ことができる。

 玄関前に「 S- マルチコア」を設置すれば、建物外部から玄関への視線を軽減することもできる利点がある。同社は特許を出願中で、同社の供給する物件に順次採用していくという。

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 販売事務所のモデルルームに設置されていた「S -マルチコア」を見た。共用廊下の玄関前に設置されており、幅は約140センチ、高さは約2メートル、奥行きは約80センチだった。メンテが楽になるのはよく分かるし、完成したらどのようなデザインになるのかまた見てみたい。

 なるほどと思ったのは、玄関前に設置することだ。外出先から帰ればどこの部屋に入ったかは分かるが、玄関内の様子は外からではほとんど見えないはずだ。

 営業マン9人で対応しているが、土曜・日曜は人数が足りないほどだという。

    
「シティテラス成増」のモデルルーム(右は収納庫の中)

(牧田 司 記者 2011年1月17日)