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「大破」はゼロ 震度6〜7にも耐えた東北6県のマンション

管理協調査


 高層住宅管理業協会(管理協)は4月1日、同協会の会員会社が受託管理している東北6県のマンション被災状況をまとめ公表した。管理しているのは25社1,598管理組合で、このうち1,597件について被災状況をヒアリングした結果、倒壊や建替えが必要な致命的被害を受けた「大破」はゼロだった。大規模な補強・補修が必要な「中破」は1.7%に当たる27件、タイルの剥離、ひび割れなどの補修が必要な「小破」が17.3%の276件、外見上ほとんど被害がみられない「軽微」が 70.0%の1,119件、「被害なし」が11.0%の175件だった。

 被災状況は、各社のスタッフが目視により調査したもので、被害程度は日本建築学会の被災区分に準じているが、一級建築士などの技術者によるものは限られているという。

(牧田 司 記者 2011年4月1日)