RBA HOME> RBAタイムズHOME >2011年 >

野村不動産「プラウド市川一丁目」 全67戸一挙完売へ


「プラウド市川一丁目」完成予想図

 

 野村不動産「プラウド」の力をまざまざと見せつけるマンションを紹介しよう。「プラウド市川一丁目」だ。市川駅から徒歩5分の全67戸の規模で、反響は1,500件を超えており、全戸を明日(1月15日)から一挙販売して完売のメドが立っているという。

 物件は、JR総武線・総武快速線市川駅から徒歩5分、又は京成本線市川真間駅から徒歩2分、市川市市川1丁目に位置する15階建て。専有面積は62.13〜88.08u、価格は4,440万〜7,980万円、坪単価250万円。竣工予定は平成23年12月下旬。施工は東洋建設。申込登録は1月15日〜1月23日。

 物件の特徴は、第一に立地条件に恵まれていることだ。現地は、市川駅北口から徒歩5分の商業エリアの外れだが、徒歩2分の市川真間駅から北側は邸宅街が続いており、その挟間にある。

 第二は、好立地を生かしたファミリー向け物件であるということだ。もともとが供給の少ない市川駅北側だが、供給物件も1LDKとか2LDKが中心だった。「プラウド市川一丁目」は平均専有面積が76uの3LDKが中心で、しかも全住戸が南西向き。

 設備仕様は、同社の「ラクモア」がフル装備されている。玄関収納からキッチン、洗面、浴室に至るまできめ細かな配慮がなされている。これまで気がつかなかったのだが、浴室ドアは着脱式で、緊急時には洗面化粧室側から浴室ドアを外すことができる。また、浴室とキッチンに設置されているコントロールボックスで双方向の会話ができるようになっている。廊下幅はメーターモジュールを採用している。

◇     ◆     ◇

 立地条件に優れ、「ラクモア」がフル装備されている「プラウド」だから人気になるのは理解できるが、全67戸一挙販売で全戸完売のメドが立っていることには驚く。

 販売事務所所長の五箇孝慎氏によると「市内の富裕層の方々のお子さんが購入されるケースが多く、名門校が多いことから、その学校の卒業生など遠方からの反響も多い」のが特徴のようだ。さらに、千葉県はリーマンショック後、新築マンションの着工・供給が激減しているが、同社だけがコンスタントに供給しているのも好感されているとのことだった。

 それにしても坪単価はあの「プラウドシティ池袋本町」とあまり変わらないし、世田谷区内の人気エリアの単価と同じだ。 2007年分譲の市川駅前の 「I−linkタウンいちかわ ザ タワーズウエスト プレミアレジデンス」は坪単価260万円だった。

 市川駅圏の坪141万円の東レ建設他「シャリエ市川」が人気を呼んだのにも驚いたが、今回はさらに驚いた。

価格の安さと環境のよさが圧倒的人気 東レ建設「シャリエ市川」(2010/11/24)

(牧田 司 記者 2011年1月14日)