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野村不動産 2棟共同建替え34階建て191戸 事業着手

 野村不動産が港区白金台二丁目の隣接する2棟の民間分譲マンションを共同で建替える事業に着手した。「白金台マンション(総戸数91戸、築41年)」と隣接する「クラウン白金台(総戸数7戸、築28年)」を建替えるもので、建替え後は34階の超高層タワーマンション(総戸数191戸)となる。

 従前の「白金台マンション」は平成15年にマンション建替委員会が発足。HOU一級建築士事務所(以下、「HOU」)の協力を得て検討を本格化させ、様々な経緯を経て、隣接の「クラウン白金台」との共同建替えを決定。平成20年10月に総合設計制度の許可を取得し、最大割増容積率約350%増(443.25%→793.60%)を確保した。

 

 

 同社は、事業協力者としてHOUとともに地権者のために費用負担を減らす様々な提案や合意形成などを継続的に行なった結果、98件の全件合意による還元率100%での等価交換方式によるマンション建替え事業として計画が実現した。「プラウド新宿御苑エンパイア(総戸数:93戸、内分譲住戸35戸、2010年竣工、企画・基本設計・設計監修:HOU)」に続く都心マンション建替えプロジェクト第2弾となる。

 建替え後の物件は、地下鉄都営浅草線高輪台駅から徒歩3分の34階建て全191戸(内地権者住戸82戸、分譲住戸109戸)。竣工予定は平成26年10月。販売開始予定は平成24年秋。企画・基本設計・設計監修はHOU 一級建築士事務所。施工は三井住友建設。

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 記者は、この物件の現地を昨年見学している。同社の名前は出ていなかったが、確か建替えに関するお知らせ看板がかかっていた。どこがやるのだろうと気になった物件だ。駅直結の総合地所他のタワーマンションもいいが、こちらも申し分ない立地だ。

(牧田 司 記者 2011年3月11日)