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ミサワホーム劇的な逆転サヨナラ勝ち

桜井が決勝打 47歳の鉄人大野は２失点完投

三井不販 エース東　あと２人で連打食う

　ミサワホームが劇的なサヨナラ勝ち。身長158センチの桜井がサヨナラ打を放ち、47歳のベテランエース大野が２失点完投。フォークが面白いように決まった。三井不販はまさかの敗退。エース東は４回まで２安打無失点に抑えていたが､最後は集中打を浴びた。

　４回まで放った安打は初回の先頭打者の尼子の２塁打と、４回の６番渡辺の左翼前２本に抑えられていたミサワは時間切れ寸前の最終回、１死から代打岡村がしぶとく右翼前安打し、続く須賀の飛球をノーバウンドで捕球しようとした右翼手が後逸（記録は３塁打）する間に尼子が還り１点差。

　３番星野が倒れた２死後、４番大野が左翼前安打して同点。イケイケムードに乗った途中出場の桜井が左中間を破る間に大野がサヨナラのホームを踏んだ。

　ベテラン大野は、立ち上がりこそ２失点したが、その後は要所を締め５回まで６三振を奪った。追い込んでからのフォークが面白いように決まった。中村捕手も球をよく捕球した。

　　　
左から三井不販・平林、東、山下（平林も東も試合後は厳しい表情をしていたが、バットで左腕をぶたれても＝記録は打撃妨害＝元気な山下捕手）

　三井不販は惜敗。初回、２番平林が中堅越え本塁打、さらに敵失と５番東の右翼越え３塁打で１点を追加したが、その後は追加点を奪えなかった。３回にはこの回先頭の３番神が３塁打したが、後続が凡退したのが痛かった。

　東投手は４回までほぼ完璧に抑えたが、最後に落とし穴にはまった。

○塩島監督　久々にいい試合。大野が頑張ったし、打てなかった打線も最後によく打った

○大野　フォークがよく決まった（ストレートも威力があった。同点打を放つなど投打に大活躍した鉄人 47 歳）

○桜井　文句を言わせない完璧のサヨナラ打。フルカウントから打ったのはストレート（今年３月までミサワホーム東京に所属、４月から同社に。法大応援団の団長だったとか）

●東投手　あそこを抑えるのがエース。打たれた僕がいけなかった（最終回、右翼手が飛球を捕球しようと突っ込み、球を後逸した場面）

　　
投打に大活躍したミサワ大野

サヨナラ打を放ったミサワ桜井