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 最強の野球部に育て上げた平居正仁専務

旭化成ホームズ社長に就任へ

 別掲の通り、旭化成ホームズは3月10日、新社長に平居正仁専務取締役が4月1日付で就任すると発表した。

 平居氏は、記者がRBA野球の取材を始めた平成の一ケタ時代からのお付き合いだ。人事部長として野球選手の補強≠ノ力を入れ、最強チームにはコールド負けしていたチームを最強軍団に育て上げた。いまでも忙しい仕事の合間を縫って応援に駆けつける。選手にも気さくに声をかける。

 チームは現在、総合優勝3連覇中で、通算8回優勝している。同社野球部の選手は野球も仕事も≠実践しており、本業でも全国トップクラスの成績を挙げ、毎年のように全国表彰されるとも聞いている。

 今回の人事は記者も嬉しいが、同社野球部の関係者も快哉を叫んでいるだろう。これで、野球チームは益々強くなりそうだし、リクルートの面でも大きな力を発揮することになりそうだ。

 3月19日には、清水建設との総合優勝戦がある。平居氏が応援に駆けつけるかどうかは不明だが、選手がハッスルするのは間違いない。(清水建設にとってはチャンスかもしれない。旭化成ホームズの選手が舞い上がって、普段できもしないことをしてミスを犯すかもしれない)

 平居氏の人柄を知る上で面白い話を紹介しよう。

 平居氏は最近、グループ会社の旭化成リフォームのチームをよく応援している。平居氏の夢は旭化成ホームズ(水曜ブロック)と旭化成リフォーム(日曜ブロック)との兄弟対決だ。

 旭化成リフォームは強いチームではあるが、勝ち抜く力は記者はないと思っている。そこで平居氏にこう問い掛けた。「平居さん、旭化成ホームズから補強≠オたら日曜ブロックで勝てるかもしれない」と。平居氏は「補強などしない。しっかり育て上げて勝つのが面白い」と答えた。野球選手から人望を集めるのはこんなところにもありそうだ。

 

(牧田 司記者 平成22年3月3日)