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第22回RBA野球大会 水曜ブロック 5日目

どっちも勝て 記者の勝って予想

 東京ドームを目指すなら、少なくとも力が図抜けている旭化成ホームズと準決勝まで対戦しなくていいように無敗でシード権を得ることだ。前試合でリストはその座を獲得した。旭化成ホームズがナイスを破ると仮定すると、残りの座は2つ。可能性のあるのは住友林業−積和不動産、三井リハウス東京−野村不動産アーバンネットの4チーム。絶対負けられない試合だ。


住友林業(86)−積和不動産(61)

 住林が優勢。新人の梶原投手はリバブルを2回以降抑えたようにかなりの力がある。昨年の準優勝投手・稲田の登板はないが、西野、芝原ら投げられる投手陣は豊富。

 積和はこれまで無敗の3連勝で勝ち進んできた。ここは相手が強いが、ナインは昨年 1-2 で惜敗した相手だけに雪辱に燃えている。その住林戦で初回に2ランを浴びた本間監督は「僕は投げない」と、エース塚田の先発をにおわせた。塚田が踏ん張り接戦に持ち込めば勝機も生まれる。

 勝てば決勝T進出、負ければ【ポラス−大和ハウス】の勝者と戦う。

ちばリハウス(78)−ベンハウス(63)

 前試合でナイスには敗れたが、ベンハウスの強さは本物だ。左腕の白井投手がいい。センター返しの基本に忠実の打線も元気だ。番狂わせを演じても不思議でない。

 ちばリハウスは旭化成ホームズには完敗したが、エース篠原は安定しており、守りも堅いだけに最小失点に抑えられる。打線は主砲横田を中心に調子はいいようだ。昨年4強の力を見せつけるか。

 勝てば決勝T進出、負ければ【オークラヤ住宅−伊藤忠ハウジング】の敗者と戦う。

ミサワホーム東京(68)−スウェーデンハウス(80)

 スウェーデンハウスが優勢だ。投打ともミサワを上回る。エース大関は肩痛を抱えるが、中2週間と登板間隔も十分。

 ミサワはベテランエース渡部次第。力で抑えるタイプではないので、しっかり守り、打線が奮起して援護したい。

 勝てば【野村不動産アーバンネット−三井リハウス東京】の敗者と戦い、負ければ【ミサワホーム東京神奈川−住友不動産販売】の敗者と戦う。

東急リバブル(81)−コスモスイニシア(51)

 前試合で住林相手にまさかの逆転負けを喫した東急リバブルが必勝態勢。レーティング差も 30 点あり、前試合の憂さを晴らしそう。先発は近藤か。前試合で崩れた札ノ辻の登板もありそうだ。

 コスモスイニシアは相手が悪い。ベテラン吉村投手は安定しているが、守りが弱い。

 勝てば決勝T進出、負ければ【ポラス−大和ハウス】の敗者と戦う。

オークラヤ住宅(85)−伊藤忠ハウジング(75)

 好試合になりそうだ。レーティングはオークラヤが上位だが、伊藤忠は互角に戦える力がある。

 オークラヤはエース小森の先発は間違いない。制球力が抜群で、好調な伊藤忠打線を最小失点に抑えるだろう。打線がやや弱いのが懸念材料だが、山形県・羽黒高校時代、1年の夏と3年の春に甲子園に出場、3年の春にはベスト4まで勝ち進んだ準レギュラーの中嶋、埼玉・武南高校出身の金子、都立東高校出身の横地の大型新人3人に期待したい。

 伊藤忠はエース篠原もいいが、左腕の吉田投手がいい。ナックルは1級品。先発もあるとみた。打線は主砲杉山を筆頭に絶好調。小森を攻略するのは容易でないが、接戦に持ち込めば勝利の目もある。

 勝てば【旭化成ホームズ−ナイス】の敗者、負ければ【ちばリハウス−ベンハウス】の敗者と戦う。次戦相手を考えると勝っても負けても予選突破の可能性はありそうだが…。

オープンハウス(75)−三井不動産販売リアルプランセンター(82)

 リアルプランが優勢。左腕エース北地は安定感抜群。オープンハウス打線を牛耳る力がある。練習量が豊富な打線もいい。機動力も生かせる。

 対するオープンハウスはエース北原頼み。前試合では敗れたが、リスト打線を抑えたようにリアルプランなら2、3点に抑えそうだ。打線が北地を攻略すれば逆転の目もある。佐藤監督は「練習試合ではうちが勝っている」と自信を見せているのが不気味だ。

 勝てば決勝T進出、負ければ予選敗退が決まる。

ポラス(63)−大和ハウス工業(64)

 レーティング差はわずか1点。互角だろう。ポラスは前試合で圧勝した勢いを持続させられるか。清水が投打の要。

 大和は伊藤の先発か。制球に課題があり、無駄な四死球を出さないよう心がけたい。

 勝てば【住友林業−積和不動産】の敗者と、負ければ【東急リバブル−コスモスイニシア】の敗者と戦う。次戦相手を考えると、ここは負けるが勝ち≠フ選択肢もありそうだが…。

野村不動産アーバンネット(72)−三井リハウス東京(65)

 レーティングでは野村アーバンが上位だが、リハウスも住友不販を乱戦の末下しており勢いがある。安西監督も「野村さんとこれまで戦ったことがなく、戦いたかった」とやる気満々。

 野村は、2試合連続で延長サヨナラを制してきた。エース三根も登板間隔が十分。リハウス打線を抑える力がある。

 双方とも口達者なリハウス安西監督、野村アーバン木内監督との「口撃」戦も見ものだ。

 勝てば決勝T進出、負ければ【ミサワホーム東京−スウェーデンハウス】の勝者と戦う。

すみしん不動産(54) - 長谷工アーベスト(55)

 互角だ。すみしんはベテランエース辻が登板間隔が開き、ここは必勝態勢。田代主将がチームを引っ張る。

 長谷工は前試合で積水の竹内投手から6点を奪い、打力のあることを証明した。大谷投手は制球に課題があるが、スタミナも十分。勝機はある。

 勝てば決勝T進出、負ければ予選敗退が決まる。

旭化成ホームズ(91)−ナイス(61)

 旭化成ホームズの優勢は動かない。走攻守どれをとっても文句なし。エース今野は一度も先発しておらず、決勝Tを睨んで先発するか。慶大卒の新人村山投手の登板もあるかもしれない。

 劣勢のナイスは負けてもともと。相手に不足はない。福島投手はどこまで通用するか。

 勝てば決勝T進出、負ければ【オークラヤ住宅−伊藤忠ハウジング】の勝者と戦う。

ミサワホーム東京 神奈川(66)−住友不動産販売(82)

 住友不販が優勢。前試合ではエース伊藤が欠場して苦杯をなめたが、ここは必勝態勢で望むはず。ミサワ打線を抑えるか。

 ミサワは不惑$エ水が完全復活。住友不販相手では分が悪いが、最小失点に抑える力あり。番狂わせがあっても驚かない。

 勝てば決勝T進出、負ければ【ミサワホーム東京−スウェーデンハウス】の敗者と戦う。

(牧田 司 記者7月30日)